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デジタル版・新聞

コラム マスコミ系働き女子のひとりごと

WITHコロナの生活へ

 東京ではいよいよ小中学校が再開し、世田谷区では6月最初の土曜日に、ランドセルを背負った可愛らしい新1年生が2カ月遅れの入学式を迎えました。日本は徐々に日常モードに戻りつつあります。

宣言が解除されても…

 5月末に緊急事態宣言が解除されるまでの2カ月…。長かった。日本中で、世界中で、こんなにも生活が一変するとは想像もできず、日々刻々と変わる状況に、在宅ワークをしつつも息を潜めて家にとじこもる日々を送りました。

 “三密”を避けるため人と人との接触が制限され、事態は新聞やテレビ、ネットの情報を見るばかり。何とかしたい思いがあっても、気持ちだけが空回り。5月末の外食産業市場動向調査では、居酒屋・パブで前年比90%以上、喫茶店などで同比80%以上、ファミリーレストランでも60%以上の売上げ減の結果が発表されました。力になりたくても、コロナ第2波を警戒しなくてはならず、すぐに「外食を」とは、気持ちはなかなか向かいません。初めて宅配サイトの「Uber」でテイクアウトも利用しましたが、売り上げの10%程度にしかならないとのこと。

聖コラム
6月初旬、まだ人通りが完全に戻らない日本橋周辺

自粛の日々、力をくれたものは?

 仕事も全て自宅からのリモートとなり、対面で話したり、人生の大切な場面に立ちあったり、時間を共有したり…。そんな人間としての根本の喜びや楽しみ、癒しを制限される一方、事態を打破するための前向きな行動が起こせず、私の場合は、余計に気持ちが焦り、暗くなりました。 

 そんな日々に、一条の光となってくれたのがお花とアートです。日本では卒業式や入学式、結婚式を含め多数の人が集まるパーティが中止され、花の生産農家も苦境に陥りました。花農家を支援しようと、Facebook上で立ち上がったのが「コロナ支援【花】情報グループ」。FB上のやりとりで、新鮮なお花を産地から特別価格で購入できる仕組みです。

心の通った花とアート 

 私は母の日に赤いバラの鉢植えと、医療従事者として奮闘する親友の誕生日に大量30本の芍薬(シャクヤク)を贈りました。6月のジューンブライドの結婚式用の芍薬は、市場に出荷できず切り落とされる寸前だったとのこと。また同じくSNS上で、ハワイの画家「ヘザー・ブラウン」の版画がコロナ対策でディスカウントされており、国際郵便で3枚購入しました。 

 海を渡り「WITH ALOHA」と手書きされた段ボール箱で届いた絵は、あら不思議。部屋と私の心を一瞬で明るくしてくれました。花の農家から直接買えるサイトを教えてくれたのは、ハワイ在住のママ友。オンラインを通じて、リアルの世界に確かな手ごたえのある、人のぬくもりを届けてくれました。 

聖コラム
コロナの影響で困窮する花栽培農家から、SNSを通じて立派な芍薬を購入しました

 日本では「新しい生活様式」が推奨され私たちは急激な変化に直面します。今後の仕事のやり方、人とのコミュニケーション、余暇の過ごし方。人に、日本に、世界に必要なものは何か、「新しくなった目」でしっかり見極めて、未来の世界を生きていけたらと思います。

竹下聖(たけしたひじり)

東京生まれ。大学卒業後、東京の某新聞社でスポーツ記者、広告営業として15年間勤務後、2012年〜2014年末まで約3年間ハワイに滞在。帰国後は2016年より、大手町のマスコミ系企業に勤務。趣味はヨガと銭湯巡り。夫と中学生の娘、トイプードルと都内在住。

(日刊サン 2020.6.12)

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