前回、残念なことに中止となったゲーム、昨日と打って変わって青空の広がるヤンキースタジアムとなりました。この日は、昨夜の雨天のため中止のゲームが、午後１時８分からのデー・ゲームとなったわけですが、なんとこの試合の投手が大谷翔平選手と発表されました。これは幸運なことで、繰り上げられての彼の登板となったようです。球場で席をについた私は、試合開始前の大谷選手が投球練習をしている３塁側に行って、かなり近くで大谷選手の練習風景を見ることができました。

　この日のデーゲームの大谷選手は、先発投手で打席は2番での出場となります。エンジェルスは開幕は絶好調でしたが、５月の終わりから打線が下降、苦戦を強いいられる試合が続いていました。

　この日の大谷選手も含めて初回から三者凡退で終わります。投げての大谷選手の1回裏の立ち上がりも上手くいかず、2本のホームランを浴びてしまいます。さらに3回裏には先頭のアーロン・ジャッジ選手にも左中間スタンドにホームランを放り込まれしまいました。これであっという間に3被弾を浴びてしまいました。４回裏のマウンドにも上がりましたが、先頭から２者連続で安打を浴び、ここで降板となってしまいました。

　この日は3イニング投げて、75球、被安打8、失点4、四球１、ストライクアウト２、被本塁打３というなんとも痛々しさ結果となってしまいました。エンジェルス打線はというと、結果として計７安打を放ったものの取れた点は1点のみでした。最後までヤンキースを攻略できず1対6で敗れました。

　こうして６月の出だしの試合は敗戦となり、5月から続く7連敗の計上となってしまいます。こうしてどん底のエンジェルスは、連敗ワーストの14連敗へとさらにこの後も落ち込んでいってしまいます。

　雨模様の日の前日、私はヤンキースタジアムまで2時間ほどかけて9キロの道のりを歩いて行っていたのでした。ウエスト59通りから始まるマンハッタンにあるセントラルパークを抜けて北端の101通りに出て、今度はハーレムの街中を真っ直ぐに北上しました。そして155通りまで至るとハーレムリバーに架かるマクームズ・ダム橋（Macombs Dam Bridge）があり、その橋を渡って行けばブロンクス地区に入ります。もうそこまで来ると、もうヤンキースタジアムが目の前に見えてきます。

　さて、今日本に帰っている私は、その後もMLB、COMの有料TVで大谷翔平選手の活躍を追い続けていますが、さすがの大谷選手の二刀流の極みは、昨年よりも素晴らしい結果を生み出してきています。

この時点では、2022年のアメリカンリーグのMVP取得決戦は、ニューヨーク・ヤンキースのジャッジ選手と最後まで分からない状況であり、いよいよMLBはおもしくなってきました。

　このコラムが掲載される頃のはジャッジVS大谷のMVP取得の結果も出ているでしょう。