今年は、新しい生活スタイルを強いられる年になったかたも多いかもしれませんね。そして、インターネット上の動画を使って体を動かしている人も多いのではないでしょうか。 

　今回は、オンラインでヨガをする場合に意識することを3つお伝えいたします。 

　一つ目は、自分の呼吸を、身体の内側に向ける意識で行いましょう。ヨガは、皆さんご存知の通りインド発祥です。ヨガは、サンスクリット語で「つながる」と言う意味のユクティと言う言葉が語源になっています。ですから、ヨガをする時には、自分の心と肉体をつなげるイメージで行うと良いでしょう。 

　呼吸はゆっくりと、可能であれば鼻から吸って鼻から吐くを繰り返しましょう。自分の呼吸や動きを使って、自分の心を内側に向ける練習をすると、心地よさを感じながらポーズを取ることができます。 　

 　二つ目は、先生の声に意識を向けましょう。きちんと経験を積んでいる先生の動画を見ている場合は、動作を目で追わなくても、声のガイドでポーズをとることが出来ます。 

　自分の呼吸に合わせて体を動かすことができると、ヨガを終えた時に落ち着いた心地よい感覚が生まれます。動画を目で追うことに必死になると、呼吸が疎かになりますので注意しましょう。 　 

　最後に三つ目は、その日の動きに合わせて、自分の肉体を観察するイメージで行いましょう。ポーズは、良い呼吸、アライメントが整っていれば自然に完成します。そして、ポーズに一つだけの正解はありません。体格やヨガをする時間帯、そして体の柔軟性によって完成するポーズの形は異なるかもしれませんが、ヨガの目的は、ポーズを取ることではないことを忘れないでください。 

　ヨガの目的は、人それぞれ異なりますが、無理なポーズを行って体を痛めることの無いよう、呼吸を優先して、今の自分の様子をありのまま受け入れてみましょう。 

　ヨガを通して、皆さんの心と体がより健康になりますように。