毎日のプチ断食で健康アップ
みなさんは断食、あるいはプチ断食と聞くと、身体に良さそうなイメージがあるのではないでしょうか。
アーユルヴェーダでも、断食のやり方については体質別に方法が記載されていますので、昔から断食は有益なものだと認識されていたことが想像できます。今回は、誰でも気軽にできるプチ断食の方法と、その効果についてお話いたします。
断食は、1日何も食べずに飲み物だけを飲んで胃を休める方法を思いつく人が多いかもしれません。今回お勧めしたいプチ断食は、食事をしない時間を12〜14時間とる方法です。
例えば、朝7時に朝食を摂り、昼食は12時、夕食は夕方の6時までにいただくようにしてみてください。そうすれば、夕方の6時から翌日の朝7時までの13時間、断食していることになります。
この方法は、夜の睡眠にも良い影響を与えるので、睡眠の質を良くしたい人にもお勧めです。注意することは、朝飯はできれば朝の8時前後までに済ませることです。朝食と昼食、そして夕食はそれぞれ十分に間隔が空いてることが重要です。
食事をしていない時間は、常温の水かハーブティーなどを飲むようにしましょう。
プチ断食のメリットは、胃が休んでいる状態を日常的に作ることができることです。特別な準備なしに始めることができることと、何より継続して行うことができます。
さらに意識できる人は、なるべく毎食の量を同じ量食べるようにして、間食しないようにしましょう。もし生活リズムの都合で12時間のプチ断食が難しい場合は、食事量を意識して、間食を極力避けましょう。
また、食後に大量の飲み物を飲むと、消化の邪魔をします。食後のコーヒーや紅茶は、消化の面からは避けたいところです。
断食全般において注意することは、マインドが「食べちゃいけない」という方向に向かないようにすることです。もし1日以上の断食をする場合は、落ち着いて瞑想やマントラを唱えられるような環境で過ごしましょう。
幸せ修行 No.227
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。