一日に必要な水分量は?
さて、突然ですが、クイズです。成人男女の一日に必要な水分量は何リットルでしょうか。ここで言う水分は、コーヒー、紅茶、ハーブティーを含めたすべての飲み物を指しています。
アーユルヴェーダで推奨される1日の水分量は、大体1リットルから1.4リットルと言われています。巷では、一日2リットルの水分補給を、と聞くことがあります。摂取する水分量が多すぎると腎臓に負担がかかり、お手洗いの回数が増えます。たくさん飲んでも、結局外に流れてしまいますので、自分が想像している以上に身体に水分を溜めておくことができません。
水は、朝起きてからコップ半分程度をいただき、毎30分から1時間ごとにコップ半分程度を飲むのと、身体への負担がなく水分補給できると考えられます。水分というのは、飲み物全てを指しますので、もし、水以外の飲み物を飲む場合は、一日の総量に加えて計算します。
また、コーヒー、紅茶などのカフェインは刺激がありますので、アーユルヴェーダの視点からは避けたい飲み物です。どうしても飲みたい場合は、一日1杯にし、午前中に済ませると良いでしょう。午後はカフェインの代わりに麦茶やハーブティー1杯などで置き換えをして、バランスをとってみてください。
水分は、飲み物以外に、お米などの食品から摂ることができます。スープやお味噌汁、あとは豆類も水分を含んでいますので、食事から水分を摂る意識をすると良いでしょう。食事中はたくさんの飲み物を飲まずに、水分の多いものを食事に取り入れることで、消化の力も弱めずにお食事を楽しむことができます。
水は、神聖なものでもあります。ハワイの思想で、ホ・オポノポノと呼ばれる潜在意識を浄化する考えがありますが、ホ・オポノポノではブルーウォーターの作成方法が記載されています。自然と調和した生き方をたい人に、おすすめです。
青色のガラス瓶を用意して、水道水を入れ、瓶の蓋をして(金属製はNGとのことです)30分瓶を直射日光に当てておけば完成です。自然の力を、水を通して体内に取り込んでみてくださいね。
一日に必要な水分量は、運動量や季節によって変わりますので、自分で自分の身体やライフスタイルを意識しながら生活してみてください。できればペットボトルの飲み物は避け、外出中も水筒を持ち歩くと良いでしょう。
幸せ修行 No.239
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。