やっとお茶を使い切る!
今年日本へ行き、もらって帰ったお茶の大袋(500g)を今日やっと使い切りました。小さじですこしずつコツコツ使い、使い切るのに半年ほどかかりました。私達は日常お茶を飲まないので、意識的に使わないと減りません。もし使おうって思っていなかったらいつまでも残っていたことでしょう。それから人からもらった「のり」「うめぼし」なども同じですね。私達はあまりごはんを普段食べないので、意識的に使うようにしないと使い切れません。日本へ帰ってお店で見ると、つい考えなしに買ってしまうことがありますが、使い切るのに時間がかかるので、そのことを忘れないようにしたいです。
忘れないといえば、食料品のほかには本です。日本の本はアメリカにいては買えないので、帰国した時に日本の本を箱に収まるほど買いますが、意識的に時々買ったものを確認し、読んだり処分したりするようにしています。それから衣料品。日本では自分の体に合うものが買えるので、つい買い過ぎてしまいます。
一に買わない、二に買わない
こうした経験を通して、旅行しても物は買わないのが良いとつくづく思っています。それで日本へ行く前にどんなものを使ったか、どんなものが残っているかをしっかり確認するようにしています。今年初め日本へ帰り、食品では「乾燥もの」のひじき、切干大根、乾燥わかめ、うどんスープ、焼きそばソースなどを買いました。ただ重量のあるみそとかうどんなどの麺類は極力少なくしました。久しぶりの帰国だから、アメリカで買うと高いから、手に入らないからなどの理由で買いはじめるときりがないので、なるべく衝動買いをしないようにしたいです。
アメリカで手に入るもの
ありがたいことに最近では私の住むウイスコンシンのスーパーでも日本の即席めんとかアジアのいろんな米とか麺類はもちろん日本の調味料のしょうゆ、みりん、カレー、マヨネーズなどが手に入ります。また、インターネットで日本の物をいろいろ購入できる世の中になったので、値段に目をつぶればいろいろな物が手に入る時代になりました。またアジア系の食料品の店も結構増えて日本の商品も販売されています。
日本での楽しみ
ところが、そうしたことを念頭に置きながらも、いざ日本に帰った際には自分の体にぴったり合う衣料品や靴など購入してしまいます。買いすぎているのかもしれませんが、日本の経済に貢献できるのだからと自分を納得させて、来る前には「買わない」っていう思いはどこへやら行ってしまうこともあります。この買いすぎないかどうかの境界線はとても微妙です。ただ、日本へ行ったら買い物も楽しみの一つなので、「買いすぎ」を警戒しつつ上手な買い物ができるよう、そのさじ加減で苦労しています。
とどけMahalo! アメリカ本土便り No.165
大井貞二(おおいさだじ)
1988年にハワイに移住。地元の私立校で日本語を教える。その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教え、最近退職。現在アメリカ本土に居住。
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