ホノルルの市バス
旅行者としてワイキキ滞在中、ホノルルの市バスにお世話になってます。ハワイ住民だった時には、バスを利用することはありませんでしたが、バスでの移動は新しい経験です。
ホロカード
今回、ホロカードという新しいカードを使い始めました。最初は一般成人用のものを使っていましたが、ハワイ到着して数日後にカリヒ・トランジット・センターへ行きシニア用のホロカードを作ってもらいました。このカードのいい所は現金を持ち歩かなくていいし、何度乗り降りしても上限額以上料金がかかりません。このカードの残高がいつでも照合でき、自分のホロカードにお金の追加ができますね。
ホロカード紛失
ある日、うっかりホロカードを失くしてしまいました。気が付いた時にはすでに一日以上時間がたっていて、落としたバス停の辺りを探しましたがありません。誰かが拾って使用することもありましたが、幸いにも紛失したカードは使用されていませんでした。ホロカードのサイトで自分のカードを使用停止にし、翌日またトランジット・センターまででかけました。朝早く停車が少ない快速バスで行ったので、ワイキキからあっという間に到着。そしてセンター事務所には並んでいる人もおらず、すばやく紛失したカードの残高を新しいカードに移行させ、2分とかからず新しいカードを再発行してもらえました。以前のバスパスではこうはいきませんでしたね。泣く泣くまた新しいパスを購入したでしょう。まさにホロカード様様でした。
ドライバーに挨拶
私達が住むウイスコンシンでは知らない人とでも挨拶したり、お喋りするので、そんな感じでドライバーに挨拶すると愛想のいい人も多いですが、ぶっきらぼうな対応を受けることがあります。それでも降車の際に礼を言うと表情が和らいでるドライバーもいますね。私はドライバーの仕事って大変だと思います。ハワイの交通量の多さと時間帯により混雑ぶりが変化するし、工事や道路規制などよくあります。よく満杯になってしまって、バス停で乗客を乗せられない光景にでっくわしたことがあります。それに満員バスで入口付近に立つ人が後方へ移動しないので、ドライバーが何度も大声を上げるのを聞いたこともあります。道路ではバスのそばを観光客の自転車やスクーターのようなものが通過して、ドライバーはヒヤリとすることも多いのではないでしょうか?
私はこうしてバスを利用するまで、バスドライバーの仕事について考えたことがありませんでした。ワイキキ辺りでは毎日のように新しい観光客がくるので、その人達との対応では疲れますね。でも、車の運転をしない人、車を持ってない人にとっては頼りになる存在です。そんなわけで、バスに乗る時はいつもドライバーさんには心から敬意と感謝を込めて挨拶しています。
とどけMahalo! アメリカ本土便り No.149
大井貞二(おおいさだじ)
1988年にハワイに移住。地元の私立校で日本語を教える。その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教え、最近退職。現在アメリカ本土に居住。
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