アロハ! 田中徹也です。今では飛行機も運休になり、ハワイに行きたくてもいけない状況。youtubeで今のハワイの状況をずっとみていますが、本当に大変な状況だと思います。
今回、なにか自分にできることはないかと考え、これまでコラムで書いてきた内容のオンラインセミナーをyoutubeで公開する準備をしています。次回のコラムでは、発表できるかとおもいますのでお楽しみに!
さて、今回は「こんな物件はすぐに売ろう!」についてお話しします。
「使っていない物件」「収益を生まない物件」は売ってしまいましょう。
昔日本には土地神話があり、持っていれば上がると言われました。しかしいまはそうではありません。現在使ってないものや収益のない物件は、現金化をしておくべきです。
次に、「人口が減る地域の物件」です。日本ではすでに800万戸以上の空家があります。人口や世帯数が減る中で、当然その2つが下がる地域は物件の競争力がありません。早いうちにこちらも売却するほうがいいです。
また「建築基準法に違反してる、また建築時に検査済証をとっていない物件」も売るべきです。検査済証とは、建築時に「申請した建物と同じ適法な物件がちゃんと建築されました」という証明です。最近銀行から借り入れして不動産を買う場合、こうした「適法であるか?」ということを厳しく問われます。結果借り入れができなければ、買えない、すなわち売れにくい、となるからです。
この適法かどうか? については今後ますます厳しくなる方向しかないので、則してない場合は、まだそれでも貸してくれる金融機関がある今のうちに売りましょう。
最後に「普段ずっと貸していたが、今空いていて次の募集をするか悩んでいる物件」です。そのまま人に貸して売ろうとすると、いい値段で売れなくなります。
理由は簡単です、ハワイの場合人に貸している物件でも住宅ローンが可能ですが、日本の場合人に貸している物件には住宅ローンは使えません。よって、人にいったん貸してしまうと、自己資金で買う人しか買えない物件になります。
もちろん、使途を明確にしなくていいお金を借りて買う人がいれば別ですが、住宅ローンでない限り金利も高く期間も短いです。ですので、たまたま今空いているなら空家のうちに売ってしまいましょう。
空家なら、買主が住宅ローンを使えます!!ぜひ知っておいてくださいね。
次回は「売れないときにやるべきこと」についてお話しします。
田中徹也
株式会社ユービーエル 代表取締役
20年以上地元神戸で不動産仲介業務をおこなう。 全国を対象とした不動産売却のコンサルティングも行う。 ハワイ好きで、毎年ホノルルマラソンにも参加。
【メール】 [email protected]
【WEB】 https://www.e-ubl.co.jp/hj/
(日刊サン 2020.4.28)