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デジタル版・新聞

コラム マスコミ系働き女子のひとりごと

進化する日本の「PAY」

無人販売店の大根もQR決済できます!

クリスマスや年末年始を控え、何かと出費の多い季節となりました。“Withコロナ”の生活に馴染んできた東京で、身の回りで急速に進んだと実感するのがスマホ画面にバーコードやQRコードなどを表示してお会計する『○○PAY』方式の決済です。

今や大根もスマホ決済 

2年前の本コラムで「旅先でPayPayが使えた!」と感動を持ってご紹介しましたが、今や日常の生活の中ですっかり浸透したスマホ決済。先日は近所を散歩中に地元の農家さんが設置する無人の野菜販売所で、現金入れの隣にPayPayのコードが貼ってあるのを見つけ、しみじみと驚きました。屋外の販売店で1本100円の大根のお代をスマホで払えるとは! 土のついた地元の野菜とデジタル…その何とも言えないギャップが2021年のリアルなのです。

お会計時に現金のやりとりを必要としないキャッシュレス決済は、コロナ禍の影響もあり、ここ2年間で急速に進んだとの調査結果があります。その中でもPayPayのようなQRコード決済は、この1年間で10%の伸び。使用率は54%とSuicaなどの交通系の電子マネーの58%に迫る勢いです。

残高不足もドキドキなし

スマホで支払いができるQRコード決済は、私の場合は銀行の口座と連携しており、希望額を瞬時にチャージできるのが本当に便利です。例えばレジでの会計時に「あっ、残高が!」となっても、LINEでメッセージを1本送る手軽さで、チャージできて安心。オートチャージでなく、任意の額をPayPayに送金するので使い過ぎも防げ、最近コンビニでの支払いは、ほぼPayPay一辺倒です。

地元への愛を込めて、最近使い始めた「せたPAY」の画面

地元限定のPAYも登場

他のQR決済は未体験の私でしたが、最近になり地元の世田谷区内の商店街で使える、その名も「せたPAY」が登場しました。近所の定食屋さんや本屋さん、よく行く文房具店などでも提携店のマークを見かけることが多く…。チャージ額の20%が還元されるキャンペーン中で、例えば2000円のチャージで400円が返ってくる! 早速、アプリをダウンロードして使い始めてみました。

「ステイホーム」で遠出を控えたこの2年間で、私も含め人々の地域への愛着が高まっているように感じます。日々顔を合わせるお店のサポートにつながればと、今後は「せたPAY」も積極的に使ってみるつもりです。

 

来年の進化にワクワク

ハワイに転居時は、コーヒー一杯でもクレジットカードで支払う人が多く、日本よりずっとキャッシュレスが進んでいるのに驚きました。地元のお店専用の「ギフトカード」もよく見かけ、クリスマスに「Zippy’s」の食事券を大家さんに頂いたことを懐かしく思い出します。ハワイの住民と認められた気がして嬉しかった…。地域によって独自の会計方式が進むのかもしれませんが、日本のスマホ決済はますます花盛り。2022年も「えっ、ここでも使える!」のシーンが増えていきそうです。

東京・大手町発 マスコミ系働き女子のひとりごと Vol.41

(日刊サン 2021.12.10)

竹下聖(たけしたひじり)

東京生まれ。大学卒業後、東京の某新聞社でスポーツ記者、広告営業として15年間勤務後、2012年〜2014年末まで約3年間ハワイに滞在。帰国後は2016年より、大手町のマスコミ系企業に勤務。趣味はヨガと銭湯巡り。夫と中学生の娘、トイプードルと都内在住。

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