人類は、どうも長い間、さまざまなウイルスと共存しながら生きてきたようです。なんと地球には3万種類も存在するそうで、その中で人間に感染するのは650種もあると言うことらしいで

す。今、中国が発生源と言われるCOVID-19も驚異のウイルスとなっていますが、たとえ終息はしても、長らくは私達と一緒にいるようです。

　ようやく日本にもワクチンが届き、第一線で働く医療従事者から予防接種が始まっていますし、4月からは高齢者も対象となります。ハワイでもどんどんとワクチン接種が進んでいますね。しかし、どうしても副反応が心配されるので、ワクチン接種を避ける人々もおります。

　コロナワクチンの代表的な副作用は、接種部位の痛み、倦怠感や頭痛、アレルギー反応も報告されていてされています。じんましん、腹痛や嘔吐、息苦しさなど様々あるようですが、こうした発症確率はかなり低いものです。

　やはり、常日頃の健康体と身体能力を維持していることが、一番大切なことになってきます。“予防”という観点、また“回復力”という観点からも、ウイルス感染をはね除ける抵抗力、免疫力を持っていることが優先されるわけです。どのような日常生活をして、どのような食生活をしてるかで、病気になるか、ならないか、また病気にかかっても、健康な状態に早く回復するかどうかなど決まってきます。

　そうなると副反応や副作用の心配が伴う薬や、治療に頼ってしまう意識や生活習慣を変えることが大事になります。普段からの免疫力、抵抗力をつけておくことがBESTであるということになりますね。自分の腸内細菌を元気にする食生活となります。そのために、①水分を適度にとる、②よい塩（岩塩、天日海塩などミネラルがある）をとる、③食べすぎない、④精製食品や加工食品をとらない、⑥糖分を抑える、⑦魚類、食物繊維を多くとる、⑧発酵食品をとる、などが良いとされています。こうした食生活をしていれば、自然免疫力が増し、健全な体ができて、精神までイキイキしてきます。そして、たとえ体内にウイルスとが侵入しても、細胞の自浄作用でウイルスの増殖を阻止するようになり、病気にかかりにくいわけです。もし最悪に発症することがあっても、重症化は防げるでしょう。

　肝心なことは、こうした状態を決めてるのは、ウイルス自体ではなくウイルスをもらった側の自分の免疫力しだいとも言えるのです。

　そこで、もう一度前回の復習でもあるのですが、やはり海で囲まれているハワイも日本もそうですが、日本人は大昔から魚をいっぱい食べてきました。今のファーストフードや肉食嗜好から、魚食への回帰するべき時代です。魚には免疫力を向上するビタミンDも、そしてDHA・EPAも多く含んでいます。新型コロナウイルスとの闘いに、自助力を増す免疫力アップをしていきましょう。