みなさん、こんにちは。今年は、例年に比べて涼しいような気がするんですが、どう思いますか? 夜や朝方はハワイにしては寒いな、と思う日もあり、そんな気温のせいか私の周りにも風邪をひいている人がちらほらいます。この時期は風邪との見極めがとても難しいですね。なぜなら、草花が芽吹いて花粉が飛び交っていることが一つの理由です。空気中の目に見えない成分にアレルギー反応を起こす人もたくさんいます。また、もちろん新型コロナウイルス感染も疑いますよね。
先日、私の息子が咳をしていて、プリスクールから迎えに来るようにと電話が来たので、その件で主治医に相談したんです。しかし、やはり主治医も判断が難しいと言っていました。息子は、毎回少しでも咳が出ると2、3週間は完治するのに時間がかかります。そのことも前回定期検診に行った時に話をしていたのですが、3歳くらいの年齢だと良くあることだとのことでした。それでも、学校からは電話はくるし、ドクターズノートを持っていかないと学校に戻ることができません。結局、そういった決まり事には従うしかないのですが、並行して自宅でできることはなるべくしなければいけません。2、3週間続く咳だと分かっていても、もちろん早く治ってくれるに越したことはないです。
今までは、ヴェポラップのようにワセリンを使って軟膏を作っていました。ワセリンは鉱物油なので、肌を守ることを目的に使われています。植物油のように肌の中へ浸透していくものではありません。ワセリンに精油を混ぜることによって、肌の表面に留まった精油の成分を吸入することができます。よって、咳を鎮めるのに効果が期待できる精油の成分を、呼吸器に取り入れることができます。精油を体内へ取り入れたいという場合には、植物油を使用する方が良いでしょう。ここ最近では、ワセリンではなく植物油を使うようにしています。特に寝る前に胸部、背部へ塗ることによって、眠りにつくまでの間に精油の成分が鼻から呼吸器へ、同時に皮膚から血液へと入ります。植物油の方がサラッと肌に吸収されていくので、ワセリンのようにいつまでもベタベタすることなく、朝や昼間にも適しています。
咳が辛い時にはユーカリ、ティートゥリーのどちらかに加えフランキンセンスや、痰のからむ場合だとサイプレスをブレンドすることもあります。また、鎮静効果のあるラベンダーや安眠効果のあるオレンジなどをブレンドするのは、ベッドに入る前にはオススメです。これは風邪でもアレルギーでもどちらでも役に立ちますので、咳でお悩みの場合には、ぜひお試しください。あ、それから大根蜂蜜がとても咳には有効ですよ! 今回、子供達にも割とすぐに効果が出ました。できるだけ自然の力を借りて予防&対策をしたいものです。
アロマのある生活 No.177
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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