一般申請期間 General Enrollment Period Declaration of Prior Prescription Drug Coverage
一般申請期間 General Enrollment Period Declaration of Prior Prescription Drug Coverage
メディケアを申請すべき時期に何らかの理由で申請しなかった場合、どうなるのでしょうか? メディケアのパートAとパートBを申請したい場合、一般申請期間を利用して、毎年1月1日から3月31日の間に申請できますが、メディケアのスタートは7月1日から有効となります。
メディケアのカードが届いたら、遅くとも7月中には薬付きプランに加入する必要があります。このまま何の手続きを取らないでいると、将来パートBとパートDのペナルティが発生し、遅くなればなるほどペナルティの金額が増えていきます。
パートAは米国で10年以上働いている方であれば毎月の支払いがないので、ペナルティはありません。メディケアカードが届いた後、そのままにしていると、パートDのペナルティが発生します。
65歳を過ぎたら、何がしかの薬のカバレッジが必要になりますので、保険会社が提供するパートCあるいはパートDの加入が必要です。
65歳の初期加入期間を過ぎて、遅く保険会社のメディケア・アドバンテージなどのプランに加入すると保険会社から手紙が送られて来ます。
手紙の見出しは“Declaration of Prior Prescription Drug Coverage”です。
65歳から今までの間、creditable prescription coverageの提示をするよう依頼して来ています。Creditable coverageのタイプを聞いていますので、該当する欄にチェックを入れて下さい。
薬の保険を持っていた期間のスタートと終わりを記入するようになっています。
私は今まで持っていたグループの健康保険のコピーを添えて提出しました。送るタイミングが悪いと再度同じ書類が郵送されて来ますので、コピーを取ることをお勧めします。2度目に送られて来て、返信する際、2nd replyとメモを付けて送り返しました。
私のお客様はこの手紙を無視していたら、毎月ペナルティの請求書が送られて来ました。その後も無視していたら、ついにこの支払いをしなければ、保険がキャンセルされるという通知が来ました。この最初の手紙を返信しなければ、自動的にペナルティが加算されますので、気を付けましょう。詳しくはエージェントへご相談下さい。
(日刊サン 2021.09.15)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]