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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】ソーシャル・セキュリティは いつ受け取りますか?
ソーシャル・セキュリティをこれから受け取るという方は慎重に決めたいですね。生まれた年により満年齢が異なり、1960年以降に生まれた方は満年齢が67歳となります。
1943年から1954年生まれまで 満年齢66歳
1960年以降から 満年齢67歳
60代になったら、まずご自分の健康状態を見て、持病があるか平均寿命まで生きられるかと言っても実際誰もどれだけ生きられかはわかりません。体格も中肉中背でマラソンをしたり、健康に気を付けていた方でも癌になったり、また芸能人も平均寿命より若くして亡くなった知らせを聞くと、明日は我が身かなと思ったりします。
ご存知ない方が多いのですが、納付期間のベースは35年ですので、35年に達していない方は足りない分が$0の収入になりますので、日本から来た方の老齢年金は一般に少ないようです。ちなみに2021年の平均受給額は$1543です。
私は大学卒業後、23歳から働き始め、70歳まで受け取りを遅らせました。この47年の間、引っ越しで半年働かなかったり、2001年には勤めていた会社が売却され、1年半失業していた時期もありましたが、40年以上は働いていたことになりますので、その中の35年分の高い部分で計算されます。
62歳を過ぎたら、いつでも受け取ることができますが、62歳と67歳と70歳でざっと計算してみました。どのあたりでブレークイーブンになるか調べてみると、受取額には差ほど影響がないようです。
62歳と67歳では78歳あたりで67歳と70歳では82歳あたりになりました。この年齢より長生きできそうなら、遅く受取開始をしたほうが良いということになります。
一方、将来受け取る額が減額されるという噂もありますので、減額されて困らないよう、退職後の資金を貯めなくてはなりません。その策として個人で始められるIRAやROTH IRAです。
ハワイでは65歳過ぎてもパートで働いている方が多いのが現状でした。コロナのような予期せぬことが起き、いつ終わるのかわからない状態ですと、今までのような収入を得るのも難しくなります。
もうすでに65歳になっている方は老齢年金やメディケアが受け取れますが、お忙しい若い方は、じっくり将来のことを考える良い機会ではないでしょうか。
(日刊サン 2021.12.8)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]