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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】 パートDについて
パートD (Prescription Drug)とは?
処方箋薬をカバーし、保険会社が運営しています。
パートCの多くのプランはパートA、パートB、パートDが組み込まれていますので、パートDの加入手続きは必要ありません。お薬をたくさん取っている方また高いお薬を取っている方にとっては大事なポイントです。 保険会社によりますが、薬は5段階(tier)に分かれています。オリジナルメディケアだけで、薬のカバレッジを持っていないシニアの方は処方箋薬が発生した際、薬代を全額自己負担しなくてはなりませんし、パートDの加入が遅れれば、遅れるほどペナルティは高くなり、アメリカに住んでいる限り、一生涯ペナルティを支払うことになります。
65歳過ぎてから、退職してパートCに加入する場合、65歳からパートCの加入の年齢まで、薬のカバレッジを持っていた証明をしなくてはなりませんので、記録を取っておくことをお勧めします。
保険会社からの通知(Declaration of Prior Prescription Drug Coverage)を無視すると、ペナルティが発生しますので、気を付けましょう!
薬は5段階(tier)に分かれています。
Tier 1: Preferred Generic
Tier 2: Generic
Tier 3: Preferred Brand
Tier 4: Non-Preferred Brand
Tier 5: Specialty
カバーは4つのステージに分かれています。
•免責額(Deductible)
•イニシャルカバレッジ(Initial Coverage)
•カバレッジギャップ或いはドーナツホール(Coverage Gap or Donut Hole)
•カタストロフィックカバレッジ(Catastrophic Coverage)
2024年の免責額は加入するプランにより、支払う必要がない場合もあります。
ジェネリックのお薬は通常お手頃な料金で手に入れることができますが、ご自分が支払う薬代と保険会社が支払う薬代の合計が2024年には$5,030に達すると、イニシャルカバレッジからカバレッジギャップのカテゴリーになりますので、今までの薬代がかなり高くなり、薬代の25%が自己負担となります。
ご自分が支払った薬代の合計が$8,000に達すると、カタストロフィックカバレッジのカテゴリーに入ると薬代の支払いは無くなります。この条件はどこの保険会社も同じです。
保険会社に寄ってはジェネリックの薬をメールオーダー(3ヵ月分)にすることにより、安くなり、緑内障の目薬の中には保険会社に寄っては、カバーされないことがありましたので、プランの変更の際、気を付けて下さい。
保険会社のプランを選ぶ際、薬がすべてカバーされるか、どのTIERであるか又すべてのドクターがネットワークに入っているかどうか必ずご確認下さい。
パートB及びパートDは加入すべき時期を過ぎて加入するとペナルティがかかるので、気を付けましょう。
(日刊サン 2023.11.15)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]