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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】パートCとパートDについて
パートCとは?
パートCはメディケア・アドバンテージとも呼ばれ、メディケアと提携している保険会社が運営しています。例えば、HMSA, KAISER, HUMA NA, UNITD HEALTH CAREなどがあります。加入の条件は、
- オリジナルメディケアのパートAとパートBの両方を持っていていること。
- サービスエリアに住んでいること。(オアフ島から他島やアメリカ本土に引っ越しした場合、手続きが必要)
特徴として
- パートBと保険会社の月保険料の両方を支払いが必要。
- オリジナルメディケアの条件と同じかそれ以上の魅力のあるものやディスカウントプログラムなどが組み込まれている。
- パートCとはパートA+パートB+パートD。多くのプランでパートD(薬のカバレッジ)が組み込まれている。オリジナルメディケアから離れてパートCに加入することになり、パートA、B、Dがすべて含まれていているALL IN ONEのカードを1枚持参するだけになる。
- 最高自己負担額が決められているので、最高自己負担額まで支払えば、残りの請求書は保険会社が負担。2022年の最高自己負担額($3450~$6700)はパートAとパートBの費用で、パートDの薬代は含まれない。
- 費用はcopayment(ドルで記載されている)やcoinsurance(%で記載されている)で案内される。
- 1年ごとの契約で内容は毎年変わるので、見直しが必要。
主なものとしてPPOとHMOの2つのプランがあります。
•PPO (Preferred Provider Organization)
自分の好きなドクターを選ぶことができ、主治医を通さなくても、専門医に直接相談することができる。
•HMO (Home Maintenance Organization)
主治医を通してすべての医療サービスの手配がされる。
パートD(Prescription Drug)とは?
処方箋薬をカバーし、保険会社が運営しています。65歳になったら、クレジッタブルドラッグカバレッジが必要です。薬は4つのステージがあり、5段階(tier)に分かれています。
パートDの加入が遅れれば遅れるほどペナルティは高くなり、アメリカに住んでいる限り、一生涯ペナルティを支払うことになります。65歳過ぎてから保険会社の運営するパートCに加入する場合、65歳からパートCの加入の年齢まで、薬のカバレッジを持っていた証明をしなくてはなりません。保険会社から通知が来ますので、記録を取っておくことをお勧めします。この証明が提示できない場合、ペナルティ対象になりますので、気を付けましょう。
(日刊サン 2022.9.14)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]