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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】メディケアとは?
65歳以上の方、或いは65歳以下でも障害者の方を対象とした連邦政府の医療保険です。米国政府が社会保障年金と同じようにメディケアを管理しています。メディケアの受給資格は10年以上の税金を納めなくてはなりません。10年に満たない方や働いたことのない方は保険料を支払えば、加入可能です。
60代で抽選や呼び寄せで永住権を取得した方はペナルティがかからないように、メディケア事務所にいつメディケアの申請が可能か相談すると良いでしょう。
アメリカでは医療保険を持たずに暮らすことは考えられません。加入すべき時期を逃すとペナルティが一生かかりますので、気を付けましょう。
メディケアは4つに分かれています
▶︎パートAとパートBはオリジナルメディケアと呼ばれ連邦政府が提供しています。
•パートA(連邦政府) •パートB(連邦政府)
•パートC(保険会社) •パートD(保険会社)
▶︎パートAは何をカバーするのでしょうか?
•入院 •リハビリセンター •ホスピス •在宅ケア
10年税金を納めていれば無料です。呼び寄せや抽選で永住権を取得した方は、アメリカに5年滞在していれば今まで働いたことのない方でも、毎月保険料を支払えば加入できます(2022年の月保険料は$499)。60歳前後でハワイに来た方には10年働いて税金を支払うようアドバイスしています。
▶︎パートBは何をカバーするのでしょうか?
•診断、検査、予防接種、治療や手術費用など
•フィジカルセラピー
•ドクターのオフィスでの点滴やキモセラピー
•医療機器(車椅子、医療ベッド、酸素ボンベ)
•救急車
月保険料は収入により異なりますが、2022年の月保険料は$170.10~$578.30です。2年前の税金申告を基に保険料が設定されます。年間の自己負担額(deductible)を支払った後、請求額の80%がカバーされ、20%が自己負担となります。
特徴として
オリジナルメディケアのカバー内容は自己負担額の制限がないので、大きな治療費が発生するかもしれません。オリジナルメディケアで生活する方は薬のカバレッジが付いていませんので、パートD(薬のカッバレッジ)の保険に加入する必要があります。メディケアサプルメントを追加することにより、プランによっては自己負担分のほとんどを保険会社が補ってくれますので、すでに高額治療をしている方に向いているプランです。しかし軍やその他の薬のカバレッジを持っている方はパートDの加入の必要はありません。
(日刊サン 2022.9.7)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]