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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】退職後の健康保険について
皆さんが退職する年齢が65歳になっているかどうかで、健康保険は大きく違ってきます。65歳前に退職を決めた場合、通常個人で健康保険に加入することになります。スペシャル加入期間が適用されますので、通常の加入時期まで待つ必要はなく、大手の会社で働いていた場合、COBRAを提供してくれるので、今までのグループの健康保険を自己負担で、引き継ぐことができますが、COBRAが適用されない場合、65歳までは何かしらの健康保険に加入しなくてはなりません。
最近のコロナの影響で、退職するつもりがなくても解雇され、まだシニアの年齢に達していない方はMEDQUESTを所持している方が多いようです。また65歳になっても引き続きMEDICAIDを継続できるようです。コロナ前では65歳になる前にMEDQUESTが終わる通知がされていましたが、現在は状況が異なっているようです。
65歳になると、メディケアの加入資格があります
- 65歳のお誕生日あるいは65歳以上で会社を退職する3ヵ月前から申請ができます。
- 解雇された場合、2ヵ月以内に申請しなくてはなりません。
- グループ保険を持っている方はいつでもメディケアの申請ができ、両方を持つことができます。
メディケアのパートA(入院)とパートB(メディカル)をオリジナルメディケアと呼んでいます。パートAは10年以上働いていれば、保険料は無料です。パートBは医療サービスがカバーされますが通常薬は含まれません。月保険料は$170.10から(2022年)、最高は$578.30まで、収入により定められています。
65歳から何かしらの薬のカバレージが義務付けられています。オリジナルメディケアだけでは一般の方は薬のペナルティがかかりますので、気を付けましょう。
あなたはメディケアの取得後、①と②のどちらを選びますか。
①保険会社が運営しているパートC、別名メディケア・アドバンテージ(パートA、パートB&パートD)のプランに加入する。
②パートD(薬のカバレッジ)に加入する。
フェデラルのプランや軍から提供されているTRICARE FOR LIFEを持っている方もパートCに加入出来るのをご存知ですか? 加入することによりジムやカイロ、鍼治療(マッサージ込み)などの色々なベネフィットを利用できます。プランの内容は毎年変わりますので、セミナーに参加するなどして、どのプランに加入すべきかご検討ください。
(日刊サン 2022.6.8)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]