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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】長期介護費用をどのように備えますか?
日本では40歳になったら介護保険に加入することが義務付けられていますが、アメリカは老後に備えることは皆個人で準備するようになっているようです。現在私の知人のご主人様は施設に入っていますが、月に$15.000位かかっていると聞いています。元気な時は必要性を感じませんが、長生きすればするほど、介護の必要性は高くなります。
皆さんが真剣に考える時期は親や親戚の介護などを経験した方は必要性を感じるでしょう。火事や交通事故の確率よりはるかに高いはずですが、どの様に解決しているのでしょうか?
90代まで長生きすると、認知症や身体の衰えのどちらかが現れてきますので、どうしても介護のお世話になります。資産のある方は介護保険がなくても暮らせまし、低所得で資産のない方ならメディケイドのお世話になって面倒を見てもらうことができます。一番問題なのはこの間の中間層はどのように準備したら良いかということになります。
トラディッショナル長期介護保険
加入時期は50代でしたら、保険料はそれほど高くないのですが、保険料が固定されていないので、将来値上がりすることを覚悟しなくてはなりません。また利用しないで亡くなれば、医療保険と同じで掛け捨てですので、損したと感じるでしょう。
長期介護特約付き生命保険
生命保険は通常お亡くなりになって死亡保障額が支払われますが、この特約を付けているとお医者様から介護が必要なレベルと診断されると保障額の4~5%の介護費用が前払いしてもらえます。保障額が$100,000なら月$4,000~$5,000が支給され、20~25ヵ月間支給されることになりますので、ご予算に合った死亡保障額を選ぶことができます。
全く何も用意してなければ、預貯金からの支払いになりますが、一部でも介護費用が支給されれば助かりますね。介護が必要なければ、死亡保障額が受取人に100%支払われますので、損はないと思われます。
一括支払いの長期介護付き生命保険や年金
介護目的で加入するタイプで一括払いで介護が必要になるまで、置いとくプランです。加入の年齢により、ご利用限度額が異なり、ご利用にならなく、亡くなった場合は受取人に支払われます。銀行利息が低い世の中ですので、お金を上手く運用しましょう。
(日刊サン 2022.5.18)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]