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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】RMDとは
RMDとはRequired Minimum Distributionの略で、時期が来たら、個人退職口座(IRA)や職場退職口座401(K)などの税金繰り延べ口座に積み立てをしている方は引き出しを開始しなくてはならないということです。
一定の年齢以降、税金繰り延べ退職金口座から毎年引き出す義務がありますが、必要ないからと言って、引き出しを怠ると、50%のペナルティがかかりますので、気を付けましょう!
利息を稼ぐのは大変ですが、ペナルティは高いです。
長年に渡って積み立てて来た複数の口座を持っている方は引き出す年齢の前に一つの口座にまとめるとシンプルになりますのでお勧めします。
RMDが必要な口座は下記のとおりです。
●IRA
●SEP IRA
●SIMPLE IRA
●401(k)
●非営利団体403(b)
●457(b)
RMDは通常所得(ORDINARY INCOME)に分類されますので、RMDと老齢年金だけでもかなりの収入になり、税率があがることがあります。そのような状況の場合、60代からROTH IRAへ移すことをお勧めします。早めに状況を把握して早めに対策を取ることをお勧めします。
すでに税金を支払った後、積み立てたROTH IRAは引き出しの必要はありませんので、子孫に譲ることができ、受取人は税金を支払う必要がないので、ありがたいですね。
多くの方にとって、老齢年金だけでは生活できないのが現状ですし、引き出したRMDが生活の足しになれば、ありがたいものです。生活に余裕があり、必要のない場合、税金を支払った後、うまく運用して下さい、
まだ働いていて、収入があれば、IRAやROTH IRAに積み立てることも考えられます。
人生100年と言われていますので、貯金が尽きることなく生活できるためにも一生涯受け取れるタイプの年金を設定すると毎年RMDに悩むことなく生活が出来ます。
ご質問やご相談は、日本語できちんと専門家から説明を受け、老後の対策をして下さい。
(日刊サン 2024.3.13)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]