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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】2023年の処方箋薬に関して
今回はお薬のお話です。インシュリンは月$35で手に入るようになりました。予防接種は今まで無料でしたが、帯状疱疹(SHINGLES)の予防接種も加わりました。去年までは1本$180位でしたので、一人$360の節約になります。
【薬を得る方法】
- 会社のグループ保険に加入する
- 薬のカバレッジをパートDかパートCに加入する
- VA、TRICARE FOR LIFEやフェデラルのプランに加入する
- 保険なく全額薬代を支払う
【薬のカバレッジが必要な2つの理由】
- 薬代が高いので、65歳或いは加入すべき時期に加入する。
- 加入すべき時期に加入をしないとパートDのペナルティが発生し、月1%で計算され、生涯支払うことになる。
【3つの特徴】
ネットワークから選ぶことになり、PREFERREDとSTANDARDのタイプがあります。薬のリストには下記のような案内がされています。
- NC NOT COVER(保険会社によりカバーされないことがあります)
- QL QUANTITY LIMITS (数に制限があります)
- ST STEP THERAPY(安い薬から試し、徐々に高い薬を試す) PA PRIOR AUTHORIZATION(前もって、許可を得なくては入手できません)
薬には4つのステージがあり、5つのTIERに分かれています。
- DEDUCTIBLE(ディダクタブル)
- INITIAL COVERAGE(イニシャル・カバレッジ)
- DONUT HOLE OR COVERAGE GAP(ドーナツホール/カバレッジギャップ)
- CATASTROPHIC COVERAGE(カタストロフィック・カバレッジ)
ドーナツホールあるいはカバレッジ・ギャップとは
2023年では薬の定価が$4,660に達するとドーナツホールに入ってしまい、今まで月$45位で手に入っていた薬は定価の25%が自己負担になります。薬の定価が$700、TIER 3の場合、ディダクタブルを支払った後月$45位ですが、ドーナツホールに達すると定価の25%、$175が自己負担になり、シニアの約10%の方がこのステージになります。
カタストロフィック・カバレッジとは
2023年ではご自分が支払った薬代が$7,400に達すると、カタストロフィック・カバレッジになり、自己負担は$4.15から$10.35になり、シニアの約1%の方がこのステージになります。
保険会社を選ぶ際は
薬のカバッレジは会社により異なりますので、特に高価なブランド薬薬を使用している方は、加入手続きの前に確認する必要があります。ブランド薬が2種類以上必要な方はドーナツホールに早く達し、月$300以上の薬代を支払っている方もいます。また、緑内障の目薬にはかなりの種類がありますので、プランを選ぶ前に専門医にご相談ください。
(日刊サン 2023.3.8)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]