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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】ソーシャルセキュリティ年金を受け取ると税金はかかりますか?
ソーシャルセキュリティ年金のみでしたら、税金はかからないかもしれませんが、所得の内容によります。老後の対策として蓄えた401KやTRADITIONAL IRAは非課税の積み立てですが、引き出しの際は所得としてみなされます。例えばパート勤務などで老後にも収入がある場合、ある額を超えるとソーシャルセキュリティ年金にも所得税がかかります。
実際ソーシャルセキュリティ年金のみでの生活には無理がありますので、その他の資金をどこから引き出すかにより、所得税は変わってくると思われます。
現在の物価高や家賃の高騰をみると、ソーシャルセキュリティ年金以外の収入がないと暮らせません。勤めている会社が401Kを提供しているなら、ぜひ利用しましょう。提供されてなければ、自主的にTRADITIONAL IRAやROTH IRAで、積み立ててください。老後の対策としてROTH IRAで積み立てたほうがいくら引き出しても所得とはみなされないので、税対策になるかもしれません。
パートやフルタイマーとして労働収入がある場合、毎月の給与から一定の所得税が源泉徴収されています。
ソーシャルセキュリティ年金から源泉徴収されるよう設定ができるのをご存知ですか? 税金申告の時、多くの税金の支払いをしたくない方には向いているかもしれません。FORM W-4Vに記入し、リクエストすることができます。
まだ口座を開けていない方は一日も早く積み立てを始めましょう(ここで説明されている内容のTRADITIONAL IRAやROTH IRAの違いが解らない方は、専門家に問い合わせることをお勧めします)。
老後どこの国で暮らすにしても、固定経費がありますので、ソーシャルセキュリティ年金だけで安心して暮らすことはできません。ご夫婦ともに元気な時は良くても、一人欠けてしまうと収入は6~7割位になってしまいます。早めにしっかり老後の対策をしましょう。
(日刊サン 2023.1.11)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]