クリスマスが終わり、いよいよ、いよいよ年の瀬が迫ってきました。2021年も憎きコロナのせいで思うようにいかないこともあり、そんな中でも皆様はなんとか踏ん張って駆け抜けてこられたことと存じます。私もなんとか元気に年越しを迎えられそうでほっとしています。が、引き続き気を抜かずに安全に参りましょう。

　日本を離れて久しく、日本の年末の風物詩・流行語大賞を聞いても全くピンと来なくなりました。ネットニュースやYoutube、ソーシャルメディアもあるし、遠く離れたハワイにいたって、日本のはやりにもついていけていると思っていたのですが、どうやらまったくそうではなかったようです。それならハワイの、あるいはアメリカの流行についていけたか、というとそうでもなく。最近話題になっているロブスターサンドにもまだありつけていないし、せいぜい韓ドラの『イカゲーム』を完走したくらい。もう「流行りもの」に乗っかる年でもなくなったのでしょうか。

　あ、そういえばクリスマスプレゼントにリバーシブルのタコのぬいぐるみをもらいました。これは若者向けの動画SNS・TikTokを発端に大流行したもの。片面は笑顔のタコ、もう片面は怒っているタコで、若い女性がそのタコを使って、ボーイフレンドに感情を表現する動画で一躍人気者になりました（その動画内では、怒ったタコを持つ女性に、ボーイフレンドにお菓子をあげると彼女がタコを笑顔にする、というオチでした）。ずっとそのタコが欲しかったのですが、自分でわざわざ買うのもなんだか恥ずかしかったので、思いがけず手に入ってハッピー。今のところ、タコはいつも笑顔で私の机の上にいます。

　そうそう、甥っ子には子供に大人気だった”Pop It”をプレゼントしました。いわゆる「プチプチ」のように小さいドーム型の突起がたくさんついているシリコンのおもちゃで、どうも子供はそれを押すのが楽しい様子。甥っ子もとりつかれたようにプチプチを楽しんでいました。

　こうして考えてみると、私もそれなりに2021年を楽しんでいたようです。コロナに怯え、息苦しいマスクを手放せない毎日でありながらも。一年の終わりを迎えようとしている今、「なんだかんだあったけど及第点！」と思えることに感謝します。

　さて、2022年はどんな一年になるのでしょうか。どうかどうか、安全で穏やかな毎日が皆様に訪れますように。

　最後になりましたが、2021年もウェブ版・紙面版を読んでくださり、本当にありがとうございました。グダグダで何でもないコラムでしたが、暇つぶしにでもなっていたなら幸いです。どうぞ2022年もよろしくお願いいたします。