北京五輪の開催のニュースに、「え、もう?」と思ったのは私だけではないはず。夏季、冬季と2年ごとに来るはずの五輪。昨年、コロナのせいで東京五輪が1年延期されたせいか、どうもそのリズムが狂ってしまっています。なんだか、ついさっき東京五輪が幕を下ろしたというのに。
普段はスポーツ音痴でスポーツ観戦に興味のない私でも、五輪とあれば少しは見てみようかなという気持ちにもなります。ところが、お恥ずかしいことに雪の降らない瀬戸内うまれの私にとって、冬季の種目はあまりなじみがなく、スキーとスケート、一時おやつで話題になったカーリングくらいしか知りませんでした。
それではいかんとこのコラムを書くにあたって、日本オリンピック委員会のホームページでお勉強。そしてはじめて、スキーといっても6種目もあること、スキーとライフル射撃を組み合わせたバイアスロンという競技があることなどを知りました。氷上のF1と呼ばれるボブスレーの動画も見てみましたが、圧倒的な迫力!細かいルールはまだよくわかっていませんが、とてもエキサイティングです。
そして、開催地を色濃く表すマスコットも忘れてはなりません。オリンピックのマスコットは体の周りに近未来的な氷をまとったビンドゥンドゥン。パラリンピックのマスコットは、中国の伝統的な赤い提灯であるランタンの子供であるシュエロンロン。どちらもコロンとしたフォルムのかわいいことといったら。東京五輪では、スマートでクールなミライトワとソメイティからその役割のバトンをつないでくれています。
北京五輪に出場されているアスリートのみなさんの背中には、日の丸だけではなく、私には想像もできないほどのプレッシャーや緊張があるのだろうと察します。私は結果や順位、メダルにかかわらず、一生懸命戦った彼ら・彼女らを心から讃えたいと思います。ただただそのまっすぐなまなざしで、私たちは感動と希望を与えてくれているので。
ハワイにいると、瀬戸内どころの騒ぎではないくらいの常夏。テレビの向こうの深い雪や、きらきらひかるスケートリンクを見ていてもあまりピンときませんが、お気に入りの競技や選手を見つけてみて、応援してみるのもいいかもしれません。
CAN OF ALOHA No.72
金平 薫 (Kaoru Kanehira)
香川県出身、現在はハワイ某所にて武者修行中。 日々のあれこれを、ゆるりとお伝えできたら幸いです。美味しいものには目がありません。 なんでもない毎日は Instagram:kaoru_days をご覧ください。