オーガニックと虫
いかがお過ごしですか? このところの私は、知り合いの農場を手伝いに行ったりしています。週に1回ほど行かせてもらって、雑草を鎌で引く作業。これが面白い! 生まれて初めての体験だけど、片手でグワっと草を掴み、反対の手に持っている鎌で根っこあたりをグサっと切る。単純な作業なんだけど、大地で何も考えることなく、太陽の光を浴びてすくすくと元気に育つ雑草のように、こちらも手が進みます。
そして終わると気分爽快! 夜は身体の疲れでぐっすり寝てしまうし。本当にありがたいことです。
この作業中に、てんとう虫がよく出てきます。虫を食べてるのだろうけど、ごめんなさい、その草切りますよ〜って話しながらやってます。一生懸命逃げるところとかが可愛い。そんな時は手を止めて見惚れています。
土を触ることはいいですね。アーシングになるし。私たちの身体も電気が流れているので、いらない電気は放流した方が健康にいい。放流するために時々地面に手足をつけるのはいいことです。
こんな感じでたまに農作業をしていますが、大きな葉っぱの野菜をもらいました。これは明らかにアジアの野菜ではありません。キャベツの葉のような厚さで、ほうれん草の10倍くらいの大きさ。食べたことがないのでどうやって食するのか? と考えました。レタスのような薄さではないし、サラダでは無理だなぁと思ったので、菜っ葉を炊くようにやってみました。が、その前に洗わなきゃいけない。採りたてだから新鮮でありがたい! と思いきや、葉っぱの裏に虫がいます。それも小さい緑色の、ゴマより小さいのでよく見ないとわからないくらい。
普通にスーパーでオーガニックであろうがなんであろうが、野菜を買ってきた場合、私はサッと水を通すくらいでゴシゴシはしていません。ましてプリウォッシュの野菜など水をかけることもなかったのですが、先日芋虫が出てきてからよーく見ることにしました。
それと同じように、このいただいたオーガニックの元気の良い葉っぱは、虫も豊富に一緒に来ます。元気でおいしい証拠なのでしょうけど、私は野菜の扱いを改めなくてはいけません。ささっと水に通すだけでは虫は落ちなかったので、ゴシゴシ。見つけたらつまんで、あるいは、えいや!っと殺してしまう。そんなことをしながら、これきっと私ではない誰かがお料理してくれてたら、虫がついたまま調理されててもきっと私は食べてるだろうなぁと。そのくらいわからないものです。だけど今の私の目に止まったら最後、やはり虫は食べたくないからササっと水をかけて洗うのでなく、ゴシゴシと葉っぱの隅々まで洗います。ケールなんか葉っぱの端っこが波打ってるから大変。虫が、虫が…って感じでまいってしまいました。
私のあり方を変えないと、これはなかなか食べれない食材だなぁ。ふー。
自分のエキスパートになる No. 29
名前はKuro. 少年のようなおばさん。マノアの奥に住んで何十年。自然が大好きで仙人のような時もありますが、やはり普通が一番だと思っています。撮影やイベントのコーディネーター、瞑想教師、ウェルネスコーチングなどを生業に、日常のなんでもないことに感謝して、ハワイで楽しく生きています。
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