【幸せ修行】実は身体はサプリメントを吸収できない? ポイントは一つだけ!身体を労わる食事の仕方
アメリカに住んでいると、ビタミン剤などのサプリメントを摂ることがとても当たり前のように感じられるかもしれませんが、体は、摂取しただけのビタミンを消化吸収できているとは限らないことをご存知ですか?
医学的にも分かっていることで、ビタミン剤を吸収できる量は、人それぞれ異なります。これは、アルコールに強い人と弱い人がいるのと同じように、ビタミン剤の吸収率が高い人、そして低い人がいることが分かっており、人それぞれに固有の適量があります。良かれと思って摂取しているサプリメントが体に負担を加えていたり、必要以上の消費になってはもったいないですね。 本記事では、インド医学のアーユルヴェーダの視点から、体をいたわる食事の仕方についてポイントを一つ お伝えします。
アーユルヴェーダについて少し調べてみたことのある人は、食事から健康が作られるような印象を持つでしょう。一方で、食べ物の組み合わせが面倒、あるいは複雑な印象を持つ人もいると思います。体質別におすすめの食べ物があるのは事実です。しかし、自分の健康管理の目的で食材を選ぶ場合には、基本を抑えるだげでアーユルヴェーダをシンプルかつ簡単に生活に取り入れることができるのです。
食事の基本は、「消化できる量をいただく」、ただこれだけです。
これだけだと、どう食べたら良いか分からないと思うので、胃を4つに分けてバランスを説明させていただきますね。
胃を4つに分けた時に、4分の2は米、豆、野菜類などの固形物、4分の1は水分、そして4分の1は胃に何も入っていない状態が適量と言われています。簡単に、腹八分目のイメージです。胃の割合は目に見えないので、想像しにくいかもしれません。調理後の食材の量が両手に盛りきれる量を目安とすると良いでしょう。手に盛り切れる量と胃の4分の2が大体同じになります。お魚やお肉も食べて構いませんが、食事の全体量が両手に収まる程度を意識します。1食でたくさん食べずに、1日に3食を4−6時間おきに食べることで、消化不良を起こさずに食事ができます。
アーユルヴェーダで大切にしていることは、自分の今の状態を把握し、体調に合ったものを食べることです。季節や時間帯、そして年齢によって私たちのバランスは変化します。変化を感じながらお食事を楽しんでくださいね。
幸せ修行 No.298
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。
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