私たちの生活はとても便利で、多くのことを一瞬で行うことができるようになりました。一方で、これだけ便利になっても健康が害されては全てを楽しむことができないのも事実でしょう。インド医学のアーユルヴェーダは、食事や睡眠を含めた、日常生活のあらゆることを意識的に行うことで心身の健康を向上させる学問です。
例えばアーユルヴェーダでは、プラーナと呼ばれる生命エネルギーの宿るものを食べることで、体にもプラーナが宿ると考えます。プラーナが宿っているとされるものの例を野菜で例えるならば、新鮮で艶があり、収穫後時間の経っていないものです。農薬を使って作られたものや遺伝子組換え食品、冷凍食品、加工食品類は、プラーナが宿っていないものの例でしょう。
中でもおすすめなのが、新鮮な野菜をいただくことです。 本記事では、ハワイのファーマーズマーケットのあちこちで購入することのできるビーツについて、栄養価と期待できる効果についてご紹介いたします。ビーツは、「食べる輸血」と呼ばれるほどの栄養豊かな食材です。可能であれば葉付きのものを購入して、葉もいただいてくださいね。ほうれん草と同じ要領で使うことができます。
【主な栄養成分】
ビタミン:ビーツにはビタミンCやビタミンB6、葉酸などが含まれています。
ミネラル:カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルが豊富です。女性には特におすすめ。
食物繊維:食物繊維が豊富で、消化をサポートし便秘の予防に役立ちます。
【健康への効果】
心血管健康の促進:ビーツにはカリウムが豊富に含まれており、血圧を調整し心血管系の健康をサポートします。
炎症の抑制:ビーツは炎症を抑制する効果があり、関節炎や炎症性疾患の改善に寄与します。暑い日にもおすすめ。
消化促進:食物繊維が豊富なため、腸内環境を整えて消化をサポートし、便秘の予防に役立ちます。
デトックス効果:解毒作用を持ち、体内の有害物質の排出を助けます。
脳の健康:ビタミンB6と葉酸は脳の機能をサポートし、認知機能の維持に寄与します。
免疫力向上:ビタミンCや抗酸化物質が免疫系を強化し、病気や感染症から身を守る役割を果たします。
おすすめのビーツの使い方は、茹でてスープに使用するか、炒める方法です。ビーツには色素が含まれるため、調理時には手や調理道具に色素がついてしまうことがあります。色も一緒に楽しんでくださいね。
幸せ修行 No.297
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。
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