前号に続き、インド医学であるアーユルヴェーダを活用してダイエットをする方法をお伝えいたします。前号では食事に関して触れましたので、今回は日常生活でダイエットに良いことをまとめました。
一般的には、ダイエットでは運動や食事について触れますが、アーユルヴェーダでは、身体のバランスを管理することも重視するという特徴があります。これは、私たちが自然の一部であるという考え方に基づいており、私たちの身体のバランスが崩れることは、だるさや頭痛の原因になることもあります。ダイエットは必要ないけれど病院に行っても解決しない不調がある、という方は、ぜひ下記の内容を意識してみてください。
特に、ハワイにいても足先が冷えている人や、冷房で身体を冷やしている人がいますので、要注意です。温かい場所にいる時でも身体が冷えていないか、注意して観察することをお勧めします。
【日常生活】
・身体が冷えている場合は、靴下、腹巻きで身体を温める
・10時までに就寝し、6-8時間の睡眠を意識する
・食後は軽く10分散歩する。無理なら100歩で良いので歩く
・外出時、風が強い場所にいる場合は、羽織りもので身体をカバーする(耳も覆うとベスト)
・深呼吸するような動作を意識的に行う(ラジオ体操などでも、呼吸を長くするイメージ)
・足先が冷えている場合、湯たんぽで足元を温めたり、足湯する
・規則正しい生活をする(不規則だと消化の力が弱まる)
ダイエットというと、体重が減るとか、見た目が変わるなどのメリットを想定しますが、アーユルヴェーダの視点を取り入れてダイエットを行うと、身体に溜まったいらないものが排泄物として出ますので、快便にもなります。
インドでは、毎朝排便が行われないことを「便秘」と呼ぶが、アメリカでは「1週間に1回」で便秘と呼ぶ、という笑い話を聞いたことがあります。実際にアメリカでの便秘の定義は分かりませんが、毎日快便となるためには、食事だけでなく、日常生活の過ごし方も重要になります。
身体と心は繋がっています。小さなこと、できることだけで良いので、生活に取り入れてみてくださいね。
幸せ修行 No.287
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。
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