アーユルヴェーダとは、インド発祥の医学で、身体のみならず、心と魂を含めて「自分」を観る学問です。アーユルヴェーダでは、食事や日常生活、そして睡眠時間など、日常の小さな習慣を通して健康を作るので、実はダイエットとの相性が良いのです。食事制限をせずに、毎日しっかり食べて体重を落とすことができます。

　最大の特徴は、リバウンドせずに体重を落とすことができる点ですね。今回は、３つのポイントに絞って、アーユルヴェーダを活用してダイエットするコツをお伝えいたします。

【ポイント１：食事】
　アーユルヴェーダでダイエットを行う場合は、食事が最重要になります。なぜなら、食べずに減量するのではなく、しっかり食べることで減量するから。アーユルヴェーダでは、消化する力に見合った量の食べ物を食べていれば太らない、と考えます。好きなものを食べても、それらが消化できれば、細かいことは気にしなくて良いのです。よって、食事量が多すぎる人は、海鮮丼一杯程度の食事量に抑え、よく噛んで食べることをお勧めします。具体的にどのような食事が良いのかについては次号でお伝えしますね。

【ポイント２：日常生活】
　食事をしっかりいただいた後は、100歩で良いので歩きましょう。少し歩くだけでも、消化する力が活発になります。ダイエットをしたい場合は、こまめに歩いたり、軽く運動する習慣を作ると良いでしょう。外に出て散歩することができたら理想ですが、激しい運動や筋トレをしなくても大丈夫です。上記の食事の量を気を付け、散歩を繰り返すことができれば、変化は確実に起きますよ。

【ポイント３：睡眠】
　どんなに良い食事をしていても、散歩をしていても、十分な睡眠を得る事なしに健康を保つことはできません。しっかりと睡眠時間を確保することは、ダイエットよりも大切なことかもしれません。痩せやすい体質を作りたいのであれば、食事は、寝る3時間前に済まして置くことが理想です。食後すぐに眠ると、身体が活動している時に眠るので、睡眠にとっては「騒音」の中で寝ていることと変わらないのです。

　私がアーユルヴェーダを通して出会った多くの人は、減量の目標達成に加え、身体の調子が整い、不調がなくなる、という相乗効果を得ています。頭痛や鼻炎、花粉症などに悩まれている方にも、アーユルヴェーダはお勧めです。

　4月の記事では、ダイエットに効く食事や日常生活の過ごし方に触れていくので、楽しみにしていてくださいね。