旧正月もすぐそこ! 今年は、このコラムのタイトルでもある「幸せ修行」を、キッチンでできることに焦点を絞ってお伝えいたします。なかでも取り上げたいものは「ハーブ」と「スパイス」です。ハワイの気候柄、ハワイで採れるハーブやスパイスも多いので、地元の恵みを生活に取り入れることができますよ。毎回の記事を切り取っていただくと、1年でかなりの量のスパイスの情報を集めることができるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
私がお届けしている内容は、5000年の歴史があると言われているインドの医学「アーユルヴェーダ」が元になっています。このアーユルヴェーダは肉体、心、そして魂の全てを扱う学問で、漢方よりも古いと言われています。昔の知恵が今の世の中にも活きるのですから、人間の本質は大きく変わっていない、ということができるでしょう。本コラムでは、スパイスの紹介をする前に、食事の一番の基本に触れたいと思います。
次号からスパイスの紹介をさせていただきますので、お楽しみに。
アーユルヴェーダは、薬にならない食べ物は無い、と言うほど、何を、どう食べるかに重点を置いています。1日3食の食事を通して自分の健康管理をするのです。健康は私たちの生活の土台となりますから、食べることで健康になれたら嬉しいですよね。特にハーブやスパイスは、少量使うだけで消化力が高まったり、ストレスを取り除く効果があります。次号からのコラムでは、ハーブやスパイスの効果をお伝えするので、健康維持の手助けになること、間違いなしです。
もう一つ触れておきたいのが、ホリスティックであることについて。アーユルヴェーダは、心と肉体の健康を一つとして考えます。これは、情報を断片的に集めて治癒したり、どこか1点に集中して対処するよりも、ずっと効果的です。ホリスティックというのは、「全体性」などと訳されることがありますが、自分を多方面から見るので、自分自身が元々持っている力を呼び起こすことのできる考え方です。肉体と心の健康を観察するという点で、アーユルヴェーダは皆さんの生活をより良くしてくれるものでしょう。コラムでは、ハーブやスパイスに焦点を当てて、身体と心に有益な効果効能をお伝えしていきます。
肉体と心のバランスを整えて、自分の思う理想の健康を手に入れるお手伝いができれば幸いです。
幸せ修行 No.306
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。
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