常夏のハワイとは言えども、少し体調が悪くなったり、ご家族が風邪気味ということはありませんか。インド医学のアーユルヴェーダは、キッチンにあるもので自分の体調管理をするため、「キッチンファーマシー」という言い方があるほど、食べ物や飲み物を使って自分のバランスを調整します。
喉が痛くなってきた、少し咳が出る、重くだるい感じがするなど、そんな風邪の初期症状の時におすすめの食べ物があります。蜂蜜と牛乳、そしてバターから作られる油「ギー」です。これら3つの食材は、免疫を高めてくれるので特におすすめです。ハワイのスーパーで手に入る食材ばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。使い方は、下記の4種類を参考になさってください。
①蜂蜜を生姜湯に混ぜる:生姜湯を作って(生姜を数枚スライスして熱湯に入れるだけで良いです)、少し冷めたくらいで蜂蜜小さじ1を加えます。
蜂蜜は、熱湯に加えると毒になると言われているので、冷めてから加えます。生姜は、免疫を作るのに欠かせない消化の力を強めてくれるのでおすすめです。
②スパイスを混ぜた牛乳を飲む:牛乳150mlに、シナモン、ナツメグ各小さじ1/4、カルダモンひと粒を加えて温める。甘みが欲しい場合は、軽く冷めている状態で蜂蜜かメープルシロップを加える。
寝る前(30分くらい前)に飲むとおすすめ。
③デーツ:
デーツは、免疫を高めるのに特に優秀です。お子さんなら1日1つ、大人なら1日2つまでをおすすめします。風邪の初期症状のときにはもちろん、日常でもおすすめです。おやつに食べても良いですし、オートミールやクッキーに加えて食べても相性が良いです。
④蜂蜜とギーを混ぜて食べる:ギー小さじ半分と、蜂蜜小さじ半分を混ぜて、寝る前に食べます。
ギーとは、牛のバターから作られる油で、インドでは「神様の蜜」という言い方をするほどです。栄養満点で、子供からお年寄りまで、全ての方の体質に合う油です。
注意:ビタミンCなどのサプリや粉末類は、アーユルヴェーダでは消化のバランスを乱しますのでおすすめしません。この記事で記載されている蜂蜜は、非加熱のローハニーを指します。
もちろん、しっかりと睡眠をとることも重要です。体調が悪いと感じ始めたら、夜の10時までに寝ることができたら理想です。簡単にできそうなものを試してみてくださいね。
幸せ修行 No.281
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。
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