巻き爪の正体と付き合い方
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、「あの痛みの原因」を知ってもらったら少し楽になるよとお伝えしたくて書いています。
私は、毎日お仕事で色々な方からお話を聞くのですが、ほとんどの方が「足のことは一番後回し」と思っているんです。優先順位もヘアースタイル、お化粧、服や身だしなみ、食べ物、健康には気をつけているのに…足は最後の最後です。健康な方が足に何かのトラブルが現れるのタイミングが、加齢やホルモンバランスが崩れる時なので、若い時は気にならないのかもしれませんね。
今日のテーマの目的は足のお悩みの中でも痛みが気になる巻き爪についてです。巻き爪とは、皮膚の中に丸くなった爪が食い込んでいるような状態のことを指します。
何故巻き爪になるのでしょうか?
•靴の選び方、履き方
•爪の切り方が切り過ぎ、または伸ばし過ぎ
•爪の疾患(爪も水虫になる事があります)
•怪我や、爪が割れたり抜けたり内出血した場合
•急激な体重の増加がきっかけ
•遺伝によるもの(健康状態に問題がない場合)
•加齢と共に爪も乾燥する
•健康状態で爪の色や形が変化すると言われている
巻き爪になった時はどうしたら良いのでしょうか
•化膿したら病院で薬や手術
•巻き爪の原因に心当たりがないか見直す
•補正するか、ネイルサロンで爪をカット
巻き爪の予防法は?
•足をしっかり支えてくれる良い靴を選び、正しく履く
•爪のサイドを真っすぐにキープするようにカットする(斜めに切り込むのはダメ)
•爪の疾患は薬を塗って治療する
•いつも爪が割れたり内出血があれば、靴の中で指が当たる環境を改善する必要があります。
•体重が増加する時は足指に力が入らないような場合が多いです。靴環境を見直しましょう。
•遺伝の場合は、病院で相談したり、出来るだけ悪化しない保存的なケアが必要なのかもしれません。
•加齢により爪が乾燥すると縮み厚みが出てきます。キューティクルオイルを塗って保湿をしましょう。
•健康状態によって、膝や股関節などの手術や痛みで歩く事が出来なくなって地面に足指が着かなくなると急に爪が巻いてきて、爪が切り辛くなります。早めに、爪を切るようにしましょう。
「巻き爪」にならないように、普段から足のケアをするのが当たり前の時代が来ることを願っています。