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【誰も教えてくれなかったフットケア】靴の踵(かかと)の減りに現れる身体の不調
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、何かのきっかけで、必要な方に「楽になるヒント」をお伝えできれば良いなと思いながら書いています。
みなさん、靴の裏を確認してみてください。もし外側がすり減っているようでしたら、踵が歪んでいるかもしれません。踵が歪んでいると辛い肩こりや腰痛、ヒザの痛みなど、全身に悪影響を与えます。
見た目では確認できないのですが、踵は2つの骨が重なっています。地面に着地している骨は踵骨(しょうこつ)と言い、その真上に距骨(きょこつ)という骨が乗っています。筋肉などでつながっていない関節なので、姿勢が悪いとすぐに外側や内側に倒れてしまいます。
倒れたまま歩行すると、踵からつま先への体重移動が上手くできないので、ペタペタ歩行になってしまいます。摩擦で踵がガサガサになったり、無意識に踏ん張ってしまい、タコや魚の目の原因にも!
また、皮膚に食い込んで痛い巻き爪にもなりやすく、靴に圧迫されて爪の成長が妨げられ爪が分厚くなるなどトラブルが次々と起こります。
踵が歪むのは防げますか?
答えは、もちろん防げます! 踵の歪みは、歩き方を意識するだけでは防げませんが、踵の歪みを防ぐために有効的な靴選びがとても重要となります。
自分ではそこまで困っていない足の裏のマメや小さな不調がある方も、放っておかずに向き合いましょう。
ハワイなど温暖な地域で過ごす方は、年間を通して簡単に脱ぎ履きできるサンダルやビーチサンダルを履く機会が多くなります。しかし、残念ながらサンダルなど、軽い靴ばかり履いていると踵の歪みを治すことはできません。このままでは歪んだまま、歩き続けるようになってしまいます。
踵が歪まないように安定させるデザインの「スニーカー」、サンダルでも「甲と踵の部分にベルトがあるデザイン」を積極的に取り入れていきましょう。
まずは踵を調整し、身体の不調や歩くことへの不安を取り除いていきましょう。「軽くて楽な靴」を選んでいる方は、大きすぎる靴を履いている自覚がなく、足裏のマメは靴が悪いと思ってしまい、さらに柔らかくてゆったりした靴を買う、という悪循環になってしまいます。
踵がしっかりしていて、重さは関係なく紐で足首を支えられ調整できる靴が理想です。お店の中を歩いてみて、踵が脱げないか、前に滑っていないかをしっかり確認してから購入してくださいね!