先日健康診断を受けて来ました。血液検査を受けたのは、なんと15年ぶり! 特に不調がないので医者に行く機会がなかったんだよね。いまさら健康診断なんぞを受けて、私は大丈夫なのだろうか?
で、結論から申しますと、超健康でした。あーよかった。ただひとつ、鉄分の数値が低い。たいした問題ではないけれど、鉄分が低いと元気がなくなったり、疲れやすくなったり、貧血になったりするとのこと。
それか! 私はこのところ元気がなかったんですよね。なんとなくモヤモヤしていて、これはうつの症状なのではないかとちょっと心配になってたんだよね(まわりからは絶対違うと言われてたけど)。最近、身体も疲れやすいし、風邪もひきやすくなったし、それは年のせいなんだろうなと思ってたけど、そうか貧血の症状だったのか! と納得。私はもともと貧血っ子だったのですが、アメリカに来てからの15年は症状がなくなっておりました。アメリカ生活で体重が大増量したので症状がおさまっていたのやもしれん。
ところが、お酒をやめて以前の体重に戻ったら、貧血が再発してしまいました。増量中は食べる量が多かったので鉄分の摂取量も相対的に増えていたけれど、痩せて食べる量が激減したため鉄分の摂取量も減った。という図式ですね。
医師と相談の結果、鉄分だけもう一度検査をして、低かったらサプリメントで補いましょうということになりました。とりあえず、鉄分を補給しよう。
以前、日本で貧血と診断されたとき、納豆を毎日食べるように言われたっけ。あとはプルーンかな?ドライフルーツを物色すると、鉄分含有率が最も高いのはデイツ(なつめやしの実です)でした。世界ナンバーワンテニス選手のジョコヴィッチが試合中に食べてるやつですね。よし、私もデイツを毎日食べよう。目指せジョコビッチ!
納豆とデイツを食べた翌日、我が家に衝撃が走った。気分がいい! ものすごくいい。なんだか生まれ変わった気がする。しかも、慢性的に鈍い痛みがあった左手の小指の痛みが消えている。
気のせいかと思ったけれど、3日目には肌と髪までしっとりしてきた。身体もぜんぜん疲れてないし、視力までよくなっている。しかも超元気。
「さすが人間プラシーボ」やなと夫。こんなに元気になるなら、思い込みでもプラシーボでも何でもいいよ!というわけで、すでに元気になったところで再検査の結果が出て、サプリメントをとることになりました。2~3週間後に再検査だって。次回のコラムの頃にはどうなっているかな、楽しみだね!
そういえば、日本ではサプリメントを勧められたことってなかったな。時代のせいかな。
No.275
相原光(アイハラヒカル)
フリーランスライター&翻訳
群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。
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