感染者の急増で、手術延期
夫が白内障の手術を受けることになり、お店を10日ほど休むことにした。7月に休暇を取ったばかりなんだけど、相変わらず観光客が多く、怒涛の日々に疲れ切ってしまったんだよね。とはいえ、9月に入ったら夏休みも終わるから少しは落ち着くのではないだろうか。このタイミングで休んだらちょうどいいよね?
ところが、手術の前日になって病院から連絡があり、なんと「手術は延期」と告げられてしまったのである。COVID‐19の感染者が急増しているため、病院の施設がいっぱいになっているらしい。そんなー!
感染者が増えているというのは、前の週からけっこう話題にはなっていたけれど、まさかこんな影響を受けると思わなかった。ハワイ島は病院が少ない。入院できる施設となると、おそらくヒロでも1か所。目の手術も同じ施設でしかできないんだよね。眼科でセットアップしてもらって、専用施設(メディカルセンター)で手術という流れになる。仕方がないとはいえ、もう少し早く連絡してほしかったよ。
眼科の方も感染者の急増を考慮して、何度も問い合わせをしていたのだけど、なかなか返事がもらえず、こんなにギリギリになってしまったとのこと。しかも、いつ手術できるかはまったく分からない。
それじゃ休みはどうしよう? ここで10日休んでも、また手術のときに休みを取らなくちゃならない。でも、もう休みの告知もしちゃったんだよね。仕込みや仕入れの都合もあり、今さら変更ってのはかなり面倒くさい。どうしたものかと悩んでいたら、鶴(夫)のひと声。「このまま休みます」。
また予定を組み直すのも大変だし、いつ手術できるかも分からないので、もう休んじまえ! という結論に至ったようである。社長(夫)がそれでいいなら文句はありませぬ。ということは、もう一度連休が取れるってこと? やったー! 私は密かに幸せに酔いしれたのであった。
だがしかし、喜びは長続きしなかった。手術延期の告知からたったの3日後、なんと来週手術ができることになってしまったのである。なぬー!
白内障の手術は曜日が決まっているんだけど、そこらへんを調整してくれたらしい。となると、当初の予定通りの休暇ですべてが丸く収まる。しかし、追加の連休はナシということになる。ありがたいけれど、ちょっと悲しい。
手術の当日は、私は中に入れないと思っていたら、ワクチンの接種証明があれば付き添いOKとのことでした。へえ、そうなんだ(知らなかったので付き添いはできなかったけど)。
手術も無事終了。施設内はというと、特に変わった様子はなかったそうな。まあ眼科だもんね。術後3日、ハワイ島は相変わらず感染者が増えている。この影響で、ゴミ捨て場も週に半分閉鎖されることに。やっと落ち着いてきたと思っていたのに、なかなか収まらないものですね。
というわけで、明日から通常営業です。
No.227
相原光(アイハラヒカル)
フリーランスライター&翻訳
群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。
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