鼻の粘膜
みなさん、こんにちは。今年の次ハワイの夏はあまり暑くなかったような気がするのですが、どうでしょう。エアコンをつける機会が、例年に比べて少ないような気がします。
さて、先日私の息子がプリスクールで風邪をひいてきました。初めての学校、団体行動と言うことで、誰でもプリスクールが始まると風邪をひきやすいと言います。しかし、このご時世、子供達もマスクをしているので、娘の時に比べたら風邪をひく機会はかなり少ないように思います。ただ、逆に風邪の症状だとしても、風邪だと言い切れないところが厄介です。症状は、まず鼻水が少し出て、次に咳が出ました。マスクをしているとは言え、咳が出ていると学校に行かせるわけにはいきません。数日休ませましたが、やはり咳は少しずつしか良くなりませんので、ここはもうコロナの検査をするしかないと思って、病院へ連れて行きました。結果、陰性で学校にも戻ることができたのですが、この間心配したのは娘に風邪がうつることでした。
兄弟間、または家族間で風邪がうつるのはよくある話なんですが、やはり今の状況では、少しでも症状が出ていると学校に行かせることができません。そこで、いつものように部屋の殺菌のために抗ウィルススプレーを頻繁にまきました。できるだけ家の中でも娘にはマスクをするように言っても、実際これはなかなか難しいです。そんな中、朝と夜の二回鼻の粘膜にウィルス侵入を防ぐために、抗ウィルス作用のある軟膏を鼻腔に塗りました。夜も咳をしている息子と同じ部屋で寝ている娘が、うつる確率は高いと思ったからです。
ウィルスは、それ自身で増えることはできず、人間の粘膜に入ることによって増えていくのだそう。体の中の粘膜の40%異常を占めているのは、「口、鼻、目」です。子供は外で遊んで汚れた手のまま口や鼻、目などを触ることによって学校でも風邪をもらってくるのですね。ですので、外から帰ったら手を洗うのと同時にうがいをします。鼻腔洗浄を日常的に行うことができれば良いのですが、なかなか手洗いやうがいは手軽には行えませんし、子供には難しい方法です。
そこで、この軟膏を鼻腔に塗る方法はとても有効だと改めて実感しました。軟膏と言っても、市販のワセリンを使っ、精油を混ぜるだけのもので良いのです。ただ、粘膜に塗るものなので精油の分量には注意しましょう。濃度が1%以下になるようにブレンドすると良いでしょう。定番はティートゥリー、ラベンサラ、それに加えてユーカリやフランキンセンスで抗ウィルスブレンドを私は使用します。これを小さな容器に1週間分ほど作っておきます。朝出かける前と、夜寝る前に綿棒で鼻の中に軽く塗ります。これは飛行機に乗る時や、人の多く集まるところへ行くときにも有効です。そして、マスクをするときには必ず鼻までカバーするようにしましょう。
アロマのある生活 No.161
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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