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アロマのある生活

精油のラベル

精油のラベル

 みなさん、こんにちは。ワイキキをはじめ、ハワイの各島は、メインランドの観光客を中心に戻ってきて、活気を取り戻している雰囲気ですね。日本人観光客も早く今までのようにハワイを行き来できるようになることを願います。

 コロナ禍において、リモートワークになった方もたくさんいらっしゃると思いますが、多くの習い事もオンラインになっています。私はなかなかオンラインには踏み切れずにいたのですが、長引く状況下の中で、やっとオンライン講座を本格的にスタートさせました。どのコースも香りをそれぞれ確かめながら進めるので、オンラインコースでは事前に教材を受講生へお送りします。そして、もしもご自宅に精油をお持ちでしたら、そちらも合わせて使います。

 先日の、オンラインのイントロダクションコースでのことです。この時の受講生の方は、最近精油を実際に買い始めたと言うのですが、その中に「ローズ」と「ジャスミン」がありました。これらはとても高価な精油なのですが、ボトルを見る限り10mlのボトルだったと思います。アロマに興味を持ち始めたばかりで、精油を数本しか持っていないとう方が、いきなり1~2mlで100ドル近くする精油を買い求めるとは思えません。

 そこで、ボトルに「5%」もしくは「10%」と書いていないか確認してもらいました。パーセンテージが書かれている精油は、ホホバオイルやスイートアーモンドオイル、ココナッツオイルなどのキャリアオイルに5%もしくは10%の割合で100%の精油が希釈してあるのです。ローズやジャスミンなどの高価な精油は、このようにキャリアオイルに薄めて手ごろな価格で販売しているものが多いのです。この受講生が購入されたローズとジャスミンはほぼそのような精油で間違いないと思いますが、何も書かれていなかったようです。ラベルに記載がないのは良いことではありません。

 では、この薄まっている精油が悪いのか、天然ではないのか、と言うとそうではありません。ただ100%の精油ではないだけで、効能も変わりませんし、キャリアオイルが天然であれば植物性のナチュラルなオイルになります。もちろん、可能であれば100%の精油を使いたいと誰もが思いますが、私もこれらの高価な精油を使うときには、100%精油は特別な香水を作ったり、フェイシャルスキンケア商品を作るときくらいです。それ以外に、マッサージや芳香用には5%や10%の割合で薄めてある精油を使うことが多いです。

 この時の受講生の方も、店頭で精油を選んだときには知らずに、ただ香りが好きだから購入したというだけです。講座後は、精油の純度のことを理解して使用できるようになり、私も安心です。精油に関して、必ずラベルに記載しなければいけない決まりがないので、手軽に精油が手に入るようになりましたが、買う側もある程度は知識がないと難しくなってきたのは事実かもしれません。

アロマのある生活 No.157

山中麻瑠 Maru Yamanaka

1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。

インスタグラム:@marukimoto_808aroma

FBページ:MY Essence Hawaii

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