重曹 X 精油
みなさん、こんにちは。いつもいつも前置きが長いせいか、続きものになってしまいました。さて、前回は湿気の多い時期の臭いやカビの対策をお伝えしました。リネンスプレーや殺菌スプレーを試してみた方はいらっしゃいますか。でも、やっぱりすっきりと晴れた日に窓を全開にして風を通すのが一番気持ちが良いですよね。と、私は思います。
また前置きが長くなるといけないので、この辺で今日の本題へ入りたいと思います。本日ご紹介するのは、実際に湿気をどうやって取るかというお話です。今はもう100均でも湿気取りが売っています。まだハワイのダイソーでは見かけたことはありませんが、ドンキやマルカイには売っていたような気がします。これと同じものを精油を使って作ります。もちろん、精油自体に湿気を取り除く効果があるわけではありませんので、アロマでたびたび登場する重曹を使います。
重曹には、重曹自体に湿気を取り除く効果や、臭いを吸収する効果がありますので、そこにそれぞれの効果のある精油を混ぜて使用するというわけです。
私は、ハワイに住んでいるとめっきり靴というものを履かなくなってしまいましたが、冬の寒い時にはブーツを今しかチャンスはないとブーツを履いてみたりすることはあります。男性の方だと、お仕事柄常に靴を履いている方も多いかもしれませんね。さらに、車社会のハワイでは、あまり雨の日も靴がびちょびちょに濡れてしまうと言う経験はしないかもしれませんが、それでも雨に少しでも濡れた靴はそれだけで湿気が倍増する気がします。
そんな、靴の湿気取りには重曹ボールを作りましょう。目安ですが、大体1カップくらいの重曹に精油は10~20滴くらい混ぜてください。この重曹に精油を混ぜる方法ですが、瓶に重曹と精油を入れて蓋をしてよく振るか、ビニール袋に入れてよく振るなどして、重曹全体に精油が行き渡るようにしてください。そして、逆さのてるてる坊主を作る容量で適当な大きさの布に重曹を適量包みます。それを、靴の中に入れておきます。精油は、前回お伝えしたペパーミント、ユーカリ、ティートゥリー、レモンなどに加えて、消臭効果のあるレモングラスやヒノキなどもお勧めです。
また、靴の中だけでなく湿気が気になるクローゼットの中に置いたり、臭いの気になるゴミ箱の下に振りかけたりする使い方もあります。クローゼットなどの中に配置する場合には、瓶にアロマ重曹を入れてガーゼのような薄い布をかぶせて、輪ゴムなどで口をとめます。見た目をおしゃれにすれば、トイレや玄関の消臭剤として見えるところにおいても良いですね。
前回の記事と合わせて、ぜひ今回もアロマ重曹を活用してみてください!
アロマのある生活 No.151
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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