コロナ禍で新しい生活スタイルを模索し、さまざまな学び を通して自分磨きを始めている人が少なくない中、英語をもっとブラッシュアップしたいという方に朗報だ。

　ハワイ州立大学アウトリーチカレッジの集中英語コース 『ハワイ大学NICE』が、春の10週間コースの受講者を募集し ている。

　NICE（New Intensive Courses in English）、ナイスプロ グラムとは、UHマノア校に付属する英語学習の集中講座で、1975年に創設。

　オアフ島の中で数校しか認定されていない“英語学カリ キュラム認定委員会”に評価承認されているプログラムで、英語を第二外国語とする世界中の人々に、40年以上に渡って質 の高い英語教育を提供してきた実績がある。日本からも現役 学生や社会人など多くの人が受講してきた。

　10週間の集中コースは、年4回のタームで行われ、今回募集 中の春コースは4月９日～6月18日までの期間で開校。フルタ イムなら月～金曜日の朝８時半から12時20分まで、50分×４ クラスを受講するというものだ。

　科目は書く・話すグラマー、聞き取りのリスニング、発話の オーラルプロダクション、総合スキルの４クラス。英語能力を カウンセリングの上、５レベルに分けて確実に指導する。講師 陣は英語教師の修士またはそれ以上で、専門的な訓練と経験 のあるプロフェッショナルだ。

　ナイスプログラムのサオリ・ドイ、ph.D.アカデミックコー ディネーターによると、

「ハワイに住んで日常的な英会話なら問題ないけれど、公の 手続きや交渉ごと、お子さんの学校で教師との面談など、英語力をアップしたい方にお勧めです。フルタイムで受 講されれば総合的に英語が確実に上達しますが、 パートタイムで科目別に選択して受講することも できます。ご自身の仕事や興味のある分野、ニーズなどを聞きながら、授業の内容を調節するなど、きめ細かな対応もプログラムの特長です」

UH学生証発行、キャンパスライフも謳歌！

　受講料は、全科目のフルタイムなら入学金などを含めて計 $3,155、パートタイムの１科目は＄757.50～。UHマノア校の 学生証が発行され、図書館、カフェテリア、ジム、プール、クリ ニック、Wi-Fiはハワイ大学の学生同様に利用できる。マノア の広いキャンパスで学生生活を謳歌できるという利点もある のだ。

　「コロナ禍の現在、授業は60％ZOOMによるオンライン、 40％がマノア校のキャンパス内で行っています。生きた英語 を学ぶためUHの学生たちとの交流も積極的に行い、オーラルプロダクション、総合スキルクラスの一環として今はZOOM で行なっています。規制が緩和された折には、もっとキャンパス内での利点を生かして、会話力をどしどし向上させて欲しいです」

　ドイさんはナイスプログラム留学生が思うように帰国でき ない状況下で、教育心理学のドクターとして、メンタル面での サポートもしているという。

　「18歳から参加でき、年齢を問わずに学べます。生涯学習の一助となれるよう、ていねいな指導を致しますのでふるって ご参加ください」

　リモートだからこそ生まれる時間を生かして、UHの学生として英語を学べる唯一のナイスプログラムだ。

（取材・文　奧山夏実）