ハワイに住む日系人をサポートしているNPO法人のJ・センター(Japanese Community Support Center of Hawaii、イング清子会長)は2023年度の寄付金団体として、木曜午餐会(新名 瑛会長)を選び14日午後の定例講演会後に1万ドルの授与式を行った。
イング会長は「昨年から始めた寄付金授与団体として幾つかの候補の中から2023年度は、ハワイで105年の歴史を持ち、有意義な講演会を続けてきた木曜午餐会に決定しました」とその理由を説明した。2022年度はハワイでホスピスなどを運営している「なごみホームズ」(三浦佳代子代表)が受賞した。
木曜午餐会は、1918年在ホノルル総領事館の第9代の諸井六郎総領事の発案で発足。毎週木曜日に講演会を開催していたが、新型コロナ明けの2022年からはマキキ聖城キリスト教会の施設を利用して隔週の木曜日に開催している。
1万ドルの贈呈を受けた新名会長は「予想もしない驚くべき喜びです。会がここまで長く続けてこられたのはひとえにメンバーのみんなが、一生青春、一生勉強の気持ちを持ち続けてきたからです。好奇心を持ち、友人たちと直接顔を合わせて話し合う。便利な世の中になったからこそ忘れてはならないのは人との触れ合いです。年齢、信仰に関係なく木曜午餐会に参加して自分らしさを磨きましょう」と会への参加を呼び掛けている。
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(日刊サン 2023.12.18)
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