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キズナ・ハワイによる 令和元年台風19号災害への支援金が 福島県本宮市に寄付される

 ホノルルハワイの日系団体で構成されるキズナ・ハワイは、福島県本宮市の保育施設再建のため、22,269ドルの寄付を行ったと発表しました。

 キズナ・ハワイ代表、デビッド・アラカワさんは、「台風19号が日本の本州北部に被害をもたらし、福島の方々を支援するための募金活動を開始してから約3年が経ちました。福島県本宮市の職員の皆様、福島県人会代表の方々のご協力のもと、日本との連絡を円滑に進めることができ、感謝しています。」と述べました。

 また、キズナ・ハワイ理事である、クリスティーン・クボタさんは、「パンデミックにより、寄付の受け入れ先を探すのに時間がかかっていましたが、数ヶ月後、本宮市のご担当者がハワイの寄付金が東日本台風で浸水被害にあった保育施設の再建に最も適していると判断してくださいました。ご寄付をいただいた皆様には、自分たちの支援が福島の子どもたちのためになることを喜んでいただけると幸いです。」と加えました。

 20191012日、猛烈な熱帯低気圧である台風19号(ハギビス)が本州北部に甚大な被害をもたらしました。1958年以降、日本を襲った台風としては最悪のもので、約90人が命を落とし、74,000戸以上が大規模な洪水に見舞われ、17,000戸が全壊または大きく損壊しました。被害総額は150億ドルと推定されています。

 キズナ・ハワイは災害発生後すぐに募金活動を開始しました。ハワイ日米協会がキズナ・ハワイの会計管理者となり、アメリカン・セービングス・バンクは全支店で寄付を集め、この活動を支援しました。その結果、合計で22,269ドル以上の寄付金が集まりました。

 金銭的な支援だけでなく、ホノルル福島県人会の理事で日本在住のマリアン・モリグチさんからの支援もありました。モリグチさんは、本宮市職員とキズナ・ハワイとの調整役として、ハワイの寄付に適したプロジェクトを見つけるために、ボランティアとして時間を割いてくれました。

 みずいろ保育所は、202271日に再開されました。キズナ・ハワイの寄付金は、再建されたみずいろ保育所の遊具購入に活用されました。

 本宮市長の高松義行さんは、キズナ・ハワイとハワイの皆様からの寄付に深い感謝の意を表しました。

 正式な寄贈式は、来たる202282日、本宮市の「みずいろ保育所」にて予定されています。当日は、高松義行市長をはじめ、キズナ・ハワイを代表して、ハワイ日米協会名誉理事の大久保良一さんと、マリアン・モリグチさんが出席する予定です。

 キズナ・ハワイは、ハワイの日系人の歴史を永続させ、ハワイと日本の友好関係を促進することを目的としたハワイ州の非営利団体です。カウアイ島、マウイ島、ハワイ島、オアフ島の23の日系団体の代表者が会員となっています。 2018年には、元年者(ハワイへの日本人移民)到着150周年を記念したイベントを主催しました。

(日刊サン 2022.8.4)

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