美空ひばり33回忌 オンラインお墓参りツアー 6月23日開催
ひばりプロダクションと株式会社エイチ・アイ・エスは、女性初の国民栄誉賞を受賞した昭和の大スター、美空ひばりさんの命日にあたる6月23日(ハワイ時間5:00pm~、日本時間24日12:00~)に、33回忌法要とお墓参り、さらにご自宅の美空ひばり記念館から生中継でお届けする、「美空ひばり33回忌 オンラインお墓参りツアー」を開催します。
今回のために特別編集された思い出のフィルムコンサートやゲストによる思い出トークなど、ひばりさんを身近に感じるお時間となること間違いなし!ご自宅からひばりさんを偲んでいただけるスペシャルなオンラインツアーです。
昭和生まれの方であれば、その歌声を一度は耳にしたであろう国民的スターの美空ひばりさんは、実はハワイでも愛された存在でした。終戦わずか5年後の1950年、日本人の海外渡航は全面禁止されていた時代に、当時12歳の日本のスターは、第二次世界大戦中に日系人で編成され、数々の戦績と功績を残した「第100歩兵大隊」の招聘とバックアップを得て、はるばるハワイまでやってきたのです。
オアフ島・マウイ島・ハワイ島・カウアイ島で計12回も開かれたコンサートは大盛況で、その収益は、イオラニスクールの側に今もある、第100歩兵大隊メモリアルホール建設に役立てられました。その後もハワイを愛したひばりさんは、1961年、69年、76年とコンサートを行い、プライベートでもスタッフや家族を連れてハワイを訪れたそう。
33回忌にあたる今年の命日に開催される本ツアーでは、今回のために特別編集された思い出のフィルムコンサートや、ゲストによる思い出トークなど、ひばりさんを身近に感じて、ファンの皆さまにハワイからから偲んでいただける特別な企画を用意しています。
●This tour is conducted by Japanese speaking guides only.● Start time : 24 June(Thu)12:00(Japan standard time)This is a virtual tour via Zoom. This year is the 33nd anniversary of death for Hibari Misora, who was awarded the National Honor Award of Japan. On 24 June, her death anniversary, you will be able to worship her grave and watch her home(Hibari Misora Memorial Hall) through virtual tour of live broadcast. And also you will be able to experience valuable time by the speciality edited film concert for this virtual tour and the talk show by celebrities in connection with Hibari Misora.This program is the special virtual tour that you can remember her from your home.
ご挨拶
ハワイの皆さんAloha!ひばりの息子でひばりプロダクション社長の加藤和也です。今 年は母が旅立って32年の月日が経ち、命日の6月24日には33回忌という特別な年を 迎えます。 そんな記念の節目の年を、海を越えて世界のファンの方々とご一緒に供養できたらど んなに素敵なことでしょうか。 本日はそんな、今だからこそ生まれた、美空ひばり33回忌法要オンラインお墓参りプロ ジェクトへ是非ご参加いただきたく謹んでご案内を申し上げます。
式の流れといたしましては、例年通りまずは母の眠る横浜の日野公園墓地にて唱導寺 (しょうどうじ)の海應上人(かいおうしょうにん)による御供養の中皆様とご一緒にお参り させていただきます。 唱導寺を後に、私と母の付き人たちと、横浜から母の自宅である東京目黒区青葉台の 「美空ひばり記念館」へ移動の間、33回忌に寄せて母の特別編集のフィルムコンサー トをご覧いただきます。 青葉台に到着しますと、いつものように親友の中村メイコさん・石井ふく子プロデュー サー・岸本加世子さんがお仏前にお集まりくださっていますので、母の噂供養をご一 緒にお聞きいたしましょう。 そして最後は母の歌で締めくくります。そんな約2時間のひと時を、大好きだったハワイ の皆さまにもご参加いただけたらきっと母も喜ぶことでしょう。
母が初めてハワイに渡ったのは1950年のことでした。母は12歳、終戦から5年後のこと でした。当時の日本は占領下。日本人の海外渡航は全面禁止されていた時代です。 招聘とバックアップをしてくださったのは母の歌を楽しみにしていてくださった日系二 世米国人部隊である第100大隊の皆さまです。 お陰様でホノルル・マウイ島・ハワイ島・カウアイ島で12回に渡ったコンサートは大盛況 となり、収益は第100大隊メモリアルホール建設に役立てていただく栄誉に預かりまし た。 その後もハワイを愛した母は、1961年1969年1976年とコンサートを行い、プライベート でもスタッフや家族を連れてハワイを訪れました。
1976年のコンサートの入国を助けてくださったジョージ・有吉元州知事が今尚愛してく ださる反戦歌「一本の鉛筆」を、この度のフィルムコンサートでご披露させていただきま す。母に想いを馳せていただきながら、今一度、愛と平和についても海を越えて想い を重ね合わせることができましたら、母に取りましても一番の供養になることと思いま す。
母を想ってくださる皆さまへ感謝を込めて
Mahalo!
加藤和也
(日刊サン 2021.06.21)
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