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美容・健康情報

【世界の美容事情トレンドニュース】♡新型コロナウィルスの救済活動をしている23の美容ブランド

 

 多くの美容ブランドがお店を一時的にクローズしているなか、何かコミュニティに貢献できないかと、救済活動を始めている美容ブランドが増えています。そんな美容ブランドとその活動内容をご紹介します。

 

 まずは、Murad。3月31日から4月6日までの売り上げの15%を、No Kid Hungryという子供達に食料を寄付するNPO団体に寄付することを発表しました。学校がクローズしたことによって、現在、ランチに有り付けない子供達もいるので、そんな子供達を飢餓状態にしないようにと活動しています。韓国美容ブランドSoko Glamでも、現在開催しているフレンズ&ファミリーセールの売り上げの10%を、同じ団体に寄付すると発表しました。

 

 

 

 ネイルブランドのOrlyでは、全米でハンドサニタイザーが不足していることから、工場のオペレーションをハンドサニタイザーを生産する工場として使うことになりました。最初に生産した1万個はロサンゼルス市に寄付し、ホームレスに配布しました。販売用のハンドサニタイザーは、ホームページで購入可能です。

 

 Codex Beautyでは、コロナウィルスの予防で手洗いを頻繁にすることからドライスキンに悩まされている医療関係者が増えていることから、ブランドのBia Skin Superfoodのトラベルサイズ保湿クリームを4万個、病院に提供しました。どの病院もメッセージをインスタグラム経由で送ってくれれば、1箱ボックスを送ると約束しています。アメリカ、フランス、アイルランド、UK、カナダの75以上の病院が既にこのクリームを受けとったそうです。

 

 

 

 Unileverというのは、Doveや Love Beauty & Planetといった有名なドラッグストアブランドの親会社ですが、Feeding Americaという団体に20ミリオンドルを寄付することに。そのうちの8ミリオンドルは、食料、石鹸、デオドラントなどの必要品、ホームクリーニング用の商品など不足しているものを必要な人へ提供、また、この会社のHQがあるニュージャージー州の病院に20万個のフェイスマスクを寄付する予定です。

 

 Summer Fridaysでは医療関係者を支持するために、フルサイズのジェットラグマスクを提供するとインスタグラムで発表。メールすれば医療関係者で荒れば、このフルサイズの商品を受け取ることができます。最初に発表した時はかなりのフィードバックがあり品薄になり、生産が追いつかなかったそうですが、現在はストックも落ち着いてきてこのプログラムを続行しています。

 

 

 

 サンフランシスコ発のPeace Outでは、売り上げの10%をこのブランドの創立者の故郷でもあるミラノの病院に寄付し始めました。現在は、ミラノだけでなく、資金を必要とするベイエリアの人たちにも寄付しているようです。

 

 COTYでは、商品の生産工場を一部、ハンドサニタイザーなどアルコールジェルを生産する施設に使っています。医療関係者や緊急時のサービスをしている人たちに無料で提供しています。

 

 

 

 Lab to Beautyでは iWorldFundraising.orgという、立ち上げ費用のかからないファンドレイジング・マーケットプレイスとパートナーを組んで、売り上げをすべてGlobalGiving Coronavirus Relief Fundに提供することに。このファンドレイジングのウェブサイトからこのブランドの商品を購入すると、その売り上げが直接、寄付につながるという仕組みです。

 

 ヘアケアブランドのCurlsでは、FDAが認定したオリジナルのフェイスマスク、そしてハンドサニタイザーを、テキサスとニューヨークの病院に寄付。またウェブサイトから何かを購入した人には、ハンドサニタイザーを無料で送るというボーナスをつけているそうです。

 

 Kriglerというフレグランスのブランドではなんとウェブの売り上げの30%をCDCファンデーションに寄付。1日も早くウイルスを解決するための研究に使われます。ニキビパッチでおなじみのHero Cosmeticsでは、3月23日からのオンラインセールの20%をCenter for Disaster Philanthropy COVID-19 Relief Fundという新型コロナウィルスの救済資金に寄付されます。Thrive Cosmeticsでは3月27日からのオンラインセールスの100%を、食料に恵まれない人びとに寄付するアメリカの団体、例えば、Meals on Wheels、Baby2Baby、Feeding Americaに寄付する予定です。

 

 

 

  The Body Shopもアメリカとカナダのシェルターやシニアのコミュニティに3万個のクレンジング用の商品を寄付。必要に応じてはもっと多くの人へ商品を提供する予定です。またラグジュアリー・フレグランス(ルイヴィトンやジバンシーなど)としては世界最大規模のLVMHでは、フランスの病院に配るためのハンドサニタイザーを作っています。また、アルコール殺菌ジェルも12トン分生産し、さらには、中国の赤十字に2.3ミリオンドルを寄付し、感染の一番ひどいエリアへ医療器具や必要物資を提供する予定です。

 

 レディガガのブランド、Haus Laboratoriesも、3月15日の週の売り上げの20%をロサンゼルスとニューヨークのフードバンクへ寄付し、オフィスやスクールがロックダウンでクローズしたために金銭的な影響を受けている人びとの手助けをする予定です。インディブランドのFarmacyでも、30日連続で、1万人の食事をFeeding Americaという食を提供する救済機関を通して提供予定。ロレアルでも中国の赤十字に72万ドルを寄付し、医療器具、マスクやウイルスから守るための衣服などを提供する予定です。

 

 

 

 他にも、シェイビングブランドのBillie、メイクアップブランドのGrande Cosmetics、同じくメイクアップブランドのLipslut、Pacific Shaving Company, 刺青アーチストのブランド、WOOなどもさまざまな寄付活動をしています。私たちも自分たちにできることをして、1日も早くコロナウィルスの収束を祈りたいですね。

 

 

写真・参考サイト:https://www.refinery29.com/en-us/2020/03/9564098/beauty-brands-help-support-coronavirus-donations

Writer:内田佐知子

 

(日刊サン 2020.4.8)

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