アメリカでは、ミートレスマンデー(肉を食べない月曜日)など、キャッチ―でヘルシーなダイエットキャンペーンをよく行っています。イギリスではここ最近、31日間プラントベースの食事をするという、「Veganuary(1月のJanuaryとビーガンをかけた造語)というダイエットキャンペーンが定着してきていて、1月は野菜中心という意識になりつつあります。
栄養専門家によると、31日間野菜中心の食事にして悪いことは一切ないけれど、ただそれを実行するのが難しいことは多々あるので、もし難しければ、できる範囲で、意識してより野菜を食べるということでも十分良い影響はあるとコメント。
「ビーガヌアリー」を実行するにあたってそのコツを栄養士がリストアップしましたが、まずは野菜とはいえ自分が今まで食べ慣れているものを選ぶこと。例えばチキンサラダサンドイッチをひよこ豆のサンドイッチにしたり、ハンバーガー好きならビーガンバーガーにしてみたりと、無理なビーガン料理にトライする必要はなし。長続きする方法が一番です。
また、しっかりプロテインがとれているか心配する人もいるかもしれませんが、プラントベースのプロテインはいっぱい販売されていて、栄養十分です。
また、このビーガヌアリーは、スナックも例えばピスタチオとベリーなどを食べるのはOKだそう。ビタミンB12、ビタミンD、オメガ3はサプリメントで摂取することもオススメです。
チリビーンズのようにそのもともとの味に注目すると、肉を入れずにお豆だけで満足感が十分得られるので、いつもと同じ味でホッとできちゃうお料理も選ぶといいそうです。外食も常にビーガンにこだわるのは難しいとは思いますが、最近はビーガンオプションが増えてきていますし、シェフに直接聞けばメニューにはなくても個人のニーズに合わせて料理してくれるところも増えていますので、まずは聞いてみるのもいいかもしれません。
お肉抜き、野菜中心というプラントベースのお食事をすると、腸内環境が改善され、また鬱や不安神経症的な症状も緩和されると科学的にも証明されています。イギリスのダイエットキャンペーンを真似して、皆さんも今月プラントベース月間としてチャレンジしてみては?
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写真・参考サイト:www.wellandgood.com/good-food/veganuary/
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2020.1.15)