教えて!ハワイのクルマ屋さん Aloha Auto Depot「車に関する相談、どんなことが…」
ハワイの日本人在住者から絶大な信頼を寄せられている車屋さんが「Aloha Auto Depot」だ。オーナーは、流暢な日本語を話すクリスコヤマさん。2011年よりレンタカー&中古車販売会社「KIC Motors」として営業していたが、2017年より「Aloha Auto Depot」という新しい社名とグレードアップさせた業態とサービスを展開し、ローカルからの人気も高い。
「僕は小さな頃からとにかく自動車が好きで、車愛を語ったら止まらなくなるほど(笑)。ハワイやアメリカ本土の車に関する事情は日本とは全く違います」
Q. 車に関する相談、どんなことが多いですか?
A. 「ダントツで多いのが英語でのやりとりがうまくできないという不安です。日常の英会話はできても、車の専門用語まで英語で話すとなると相当ハードルが高い。レジストレーション、車両登記や車両保険の手配などすべて英語の書類の為、何だかわからなくなってしまい、紛失してしまうケースもあったり、不安に思う方が多いです」
Q. 中古車は当たり外れがあるというか、すぐに故障したりします。
A. 「日本の中古車はきちんと整備して、車検のおりたクルマが販売されていますが、アメリカでは“スモッグチェック”という検査にパスすればオーナーが変わっても永遠に乗り続けることができます。メンテナンスしていない車もザラですから、パーツに不具合があっても壊れるまで、車の状態は分からないことも多いんです」
Q. 中古車の値段も高い。
A. 「今は特に高値です。ハワイは島への輸送費が高いので、中古車価格は車種にもよりますが、日本より平均で4〜5割高いです。加えてコロナ禍で半導体の供給体制が逼迫したため、新車を作れなくなった影響で中古車価格が高騰しました。一時は売れる車がなかったほどです。今は少し落ち着きましたが。アメリカもハワイも車社会で、一日に乗る距離が長いから、1年で1万マイルくらい普通に走ります。となると10年前の中古車は10万マイル、それだってハワイの相場では1万ドル近い価格で販売されています。年式が新しくて、5万マイル以下のローマイル中古車を買うなら、1万5,000〜1万8,000ドルが目安じゃないですか。そして購入中古車に付いてくるサービスコントラクト(付帯サービス)をよく確認して、それを使いながら乗るようにするとベストです」
Q. 買うとなると高いなら、レンタカーやリース契約も検討した方が良さそう。
A. 「その通りです。特にメルセデスやBMW、アウディといったヨーロッパの車に乗りたいなら、新車でも中古車でもリスクを覚悟した方がいい。ちゃんとしたメンテナンスができるメカニックの人材がいないし、部品も揃っていないので、取り寄せるとなるとべらぼうな値段になります。中古市場に出してもあまり高く売れません。あ、マニアックなスペシャルカーは別ですけどね。反対に日本のトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバルなどは5〜6年乗っても高く売れる。壊れないし人気がありますから。
韓国の車も評価が高くなりました。だからヨーロッパの車に乗りたいなら、リース契約の方がコスパがいいと思います。長期滞在する方なら、2ヶ月3ヶ月のレンタカーも検討してみることをお勧めします」
クリスさん、ありがとうございます。またいろいろ相談にのってください!
「もちろん、僕のところに相談に来てくれれば、日本語で率直な話しができます。信頼できるネットワークを紹介することもできます。気軽に連絡をください!」
(取材・文 奧山夏実)
Aloha Auto Depot
日本語でクルマの各種サービスを提供。愛車の高価買取利、新車の購入交渉、中古車の販売、格安レンタカー、カーリース、カーコーティング、眠っているクルマの管理まで。車のことならなんでもアロハ オート デポへ!
334 Kalihi St, Honolulu, HI 96819
【TEL】 +1 (808) 304-6444
【ウェブサイト】https://alohaautorentaljp.com/
【営業時間】日9:30 〜13:30 月〜土 9:30 〜18:30
※事前にお電話・メールにてご予約ください。
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808-304-6444(コヤマ宛)にテキストをいただければ折り返しお電話いたします。