ハワイ州への旅行要件について、イゲ州知事は18日、「現在のところ、3回目の新型コロナワクチン接種は正式には必要としていない」と述べたとハワイニュースナウが報じている。

知事はまた、「旅行要件の変更については、CDCのガイダンスに従いながら協議を進めている」と話した。現在のところ、CDC（米疾病予防管理センター）は２回目の接種完了で「完全にワクチン接種済み」という定義を変更していない。そのため、現時点では、ハワイ州外からの旅行者は、到着前にワクチン接種を2回終えたか、PCR検査の陰性証明書を提示した場合、隔離が免除されている。

一方、知事は州外からの旅行者に対し、近く3回目のワクチン接種を終えた人にのみ隔離を免除するよう旅行要件を変更する意向を示している。そのため州当局は、3回目を含むワクチン接種状況を確認するための自動システムの導入を検討しているという。また、接種状況を確認するための人員確保も課題の１つとなっている。

新しい旅行要件に3回目のワクチン接種が含まれることになった場合、開始日の約2週間前にその旨が発表される見込み。