【ハワイニュース】ワクチン接種完了というのは「追加接種を終了した人」に定義変更を検討
ハワイ州のセーフ・トラベル・プログラムでは「ワクチン接種を完了した人は自己隔離措置を免除する」という言葉があるが、この言葉が指す意味が変更になるかもしれないとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
デービッド・イゲ知事は、もうすぐ「ワクチン接種を完了している人」というのは追加接種を受けた人を指すことになるだろうと述べている。
現時点ではワクチン接種を2度受けているか、陰性証明を提示すればハワイ州到着後に隔離を免除されるということになっているが、オミクロン株による感染拡大が止まらない中で、米国疫病予防管理センター(CDC)では正式にワクチン接種完了は追加接種を受けた人とするとしていないものの、イゲ知事は追加接種終了した場合にワクチン接種完了とみなすことにして、追加接種を終了した人だけが自己隔離を免除されることになるという。
言い換えれば、ワクチン接種を2回受けただけの人は、ハワイ到着時に自己隔離が必須となるということだ。
人々の混乱を避けるために、ハワイ州当局としてはこの変更を正式に行う前には2週間以上の準備期間が必要だとしている。
イゲ知事は1月10日の会見で「ハワイの皆さんがこの変更に対応するのに時間が必要だということは承知しています。なので、州としては変更の発表から実施までに短くとも2週間を準備期間として、皆さんが追加接種を受ける時間を確保したいと考えています」と述べている。
また、知事は各島の市長とレストランやイベントなどでも追加接種を必須とすることを相談しているというが、これらの決定はそれぞれの市長に委ねられている。
また、イゲ知事は医療機関において逼迫した状況が起こった場合には知事として州全体に向けての緊急命令を出すことも検討していると述べている。
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写真: Shutterstock
(日刊サン 2022.1.11)