イスラエルの骨董品監督局は、12月22日にイスラエルの地中海沿岸沖で沈没している2隻の難破船を発見したと発表した。

この船の中から、数百枚のローマ時代と中世のコインが発見されたとフォックス・ニュースが伝えている。

考古学者によると、カイザリアという古代都市の近くで発見された船の中から見つかったお宝は1700年前のローマ時代と600年前の中世マムルーク時代のものと推測されるという。

3世紀半ばのローマ時代の銀貨、銅貨が数百枚、中世の銀貨が500枚以上発見された。

それ以外にも、鐘や陶器、金属製品も発見されたが、中でもローマ時代の素晴らしいゴールドの指輪が見つかった。

ゴールドの指輪の中央には、緑色の大きな宝石が埋め込まれ、その宝石には羊を肩にのせた羊飼の姿が刻まれている。

当局のロバート・コール氏は、「宝石に刻まれているのは『良き羊飼い』の姿です。これはキリスト教の最も初期のシンボルの一つです」と述べている。

今回の海中発掘調査は2カ月前から行われていた。