ハワイ州では、主にデルタ変異株が起因と推測される新型コロナによる死者数が9月と10月の2ヶ月間で300人以上に達し、死亡者のほとんどがワクチン接種を受けていなかったことが分かった。ハワイヘルスケア協会CEOのヒルトン・レーセル氏は、ハワイニュースナウのインタビューに対し次のように述べた。
「我々が現在把握している最新情報によると、ワクチン接種を受けていない場合、ワクチン接種を受けている場合よりも新型コロナで死亡する可能性が20倍高くなる。州内のコロナによる入院患者の10~12%がワクチン接種を受けた人々だが、病院でケアを受けながら4~5日間入院するというケースが多い。それに対し、ワクチン接種を受けていない人は通常、高レベルのケアが必要な上、平均的な入院期間は10~14日間。ICUに入る人もいる」
ジョシュ・グリーン副知事は「30代、40代の若い世代のワクチン未接種の入院患者の多くは人工呼吸器を装着しながら亡くなった。最近亡くなった人のほとんどは、デルタ変異株急増の最中、つまり3~4週間前に感染した可能性が高い」と述べた。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.11.02)
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