来月3日から発効される屋内外のイベントに関する新型コロナ規制緩和について、リック・ブランジャルディホノルル市長は27日、ブレイズデルセンターで行われた記者会見で、「最初の段階ではワクチン接種済みの人々がより大勢集まれるよう条件を変え、徐々に緩和していく」と述べた。
市長が発表したイベントに関する規制緩和は以下の通り。
・来月3日から年末にかけ、スポーツアリーナやコンサートホールなど、観客着席型の屋内外のイベント会場は、観客全員のワクチン接種とマスク着用を条件としてフル稼働を許可。
・ロードレースとトライアスロンは、参加者全員がワクチン接種済みであることを条件に、人数制限なしの開催を許可。参加者を50人ずつのグループに分け、時間をずらしてスタートする。11月24日からは1グループの人数が200人までに増員される。マスクの着用は不要。
・結婚式や葬儀などの屋内イベントは、参加者全員のワクチン接種とマスク着用を条件に、会場の50%のキャパシティ、または150人まで(従業員含む)の収容が許可される。11月24日以降は、キャパシティはそのままの可能性が高いが、最大収容人数は300人までに増員される。
・屋外イベントは、参加者全員のワクチン接種とマスク着用を条件に、500人までの収容が許可される。会場での飲食も可。11月24日からは会場のフル稼働が可能になる。
・バーなどでの酒類の提供は、営業時間内に限り販売、提供、消費を許可する場合がある。現在、ホノルル市内での深夜の酒類販売は許可されていない。
市長はまた、セーフアクセスオアフプログラムを延長することを明らかにした。このプログラムでは、バー、ジム、レストランなどの利用客が、ワクチン接種済みの記録があるワクチンカードを提示するか、過去48時間以内に受けたPCR検査の結果が陰性であることを提示する必要がある。
ハワイ州の集計によると、現在、新型コロナワクチン接種の対象となるオアフ島住民のうち86%がワクチン接種を終え、95%が少なくとも1回の接種を受けている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.10.28)
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