アロハ・スタジアム周辺の再開発
アロハ・スタジアムを含む周辺の公共用地73エーカーの再開発に向けて、開発業者の選定に関する第一歩が今日始まるとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。
ハワイ州当局は今月12日に、開発業者の資格、開発業者が提出すべき内容、そして、別の開発業者が建設するスタジアム本体との関連工事など、州当局が入札参加を希望する開発業社に対して求める初期情報を開示することになっている。
会計及び一般サービス局では再開発を受注する開発業者選定について2段階で行う予定で、今回はその第1段階の開始となる。
第1段階として、州担当者と開発業界の専門家からなる委員会で今回開示される情報をもとに開発業者から提出された内容を審査し、第2段階へ進む業者が選ばれる。
第2段階へ進んだ業者に詳細な情報を提供して入札が行われ、最終的に開発業者が選ばれることになる。
現時点では大部分が駐車場として利用されているアロハ・スタジアム周辺の土地は州所有の公共用地で、今後「ニュー・アロハ・スタジアム・エンターテイメント地区」として10億ドル以上の予算で再開発されることになっている。
新しいスタジアムの周辺は、3,300戸の住宅、650室のホテル、カハラ・モールと同様の規模のショッピング施設、800人ほどのオフィスワーカーを収容するオフィススペースに生まれ変わる予定だ。
しかし財政の問題が残っている。
新しいアロハ・スタジアムを含む周辺の再開発は長期間のリースとして貸し出すことになっているため、州としてはその期間中の賃貸収入を見込んでおり、スタジアム建設費用の一部を賄うことにしているが、スタジアムの建設にはおよそ4億ドルかかると言われている。
州議会ではスタジアム建設のために1億7,000万ドルを上限として一般債務公債の発行を承認している。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.10.12)
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